ここは、滋賀県栗東町にある「アグリの郷」。地元でとれた作物や名産品が売られているところです。


買い物に来た主婦みなさんにお話を聞いてみました。
「なんだかプリンとした感じです。」
「おいしいです。あの〜、豆の味がそのまましているんです。」
「すごいなめらかです。」


こんな風にみなさんに好評なのは、この豆腐。 『まるっぽ豆腐』。豆腐工房の森野尚代さんにこの豆腐について聞いてみました。
「このお豆腐は、大豆がまるごと入っていますので、そういう意味で語りかけるような表現ていうのか、お客さんにまるっぽ入っているんですよっていう気持ちを込めて名前にまるっぽ豆腐ってつけさせていただきました。」



普通の豆腐なら、作る時に大豆の粕、つまりおからがたくさん出ます。今、日本で豆腐類に使われている大豆の量は、1年間でおよそ55万トン。それで、発生するおからの量は、1年間で約75万トンもあるんです。このおからのほとんどが産業廃棄物になっているんです。


「このお豆腐には、おからの部分も全部お豆腐の中に入っております。それで、いわゆる産業廃棄物といわれるおからは別にでませんので、その分大豆の栄養がまるっぽお豆腐に入ってて栄養価も高いですし、是非食べてみていただきたいと思います。」と森野さん。



「薬味もお醤油も何もいらない、これだけでおいしいです。」とお客さん。食べてみたいですね。