よ〜く観てください。同じ日に植えた鉢植えなのにこんなにも違うんです。ここは神戸市須磨区にある普通のお家。一見ただのガーデニングをしているようですが、実は地球環境の実験なのです。なぜ、こんなに違うかというと植物にかけている液体に秘密があるようです。


この粉がシクロデキストリン。実は、この白い粉を水に溶かして植物にかけているんです。でも、シクロデキストリンって何?工学博士の寺尾啓二さんに聞いてみました。
「これはとうもろこしから得られたでんぷんから出来ています。シクロデキストリンは、とうもろこしのでんぷんから合成されたオリゴ糖の一種です。」


絵でみるとバケツのような形をしています。外側は水によく溶ける性質。内側は油を水に溶かす性質を持ち、物質を安定させる力があるんです。このオリゴ糖を植物に与えるとなぜか早く大きく育ちます。



「植物自体がよく成長して、緑豊かな地球を目指して、例えば砂漠化していってる地球に対してこういう技術を導入することによって緑が多い地球が出来るのではないかと考えています。」と寺尾さん。



まだまだ実験段階ですが、これで緑が増えるといいですね。