2010/06/03

 ご無沙汰して、申し訳ありません。年度初めはなにかとバタバタとしていて、気がついたら6月になってました。
5月のお休みは比較的、晴天に恵まれましたね。陽気に誘われて、奈良の春日山や姫路の書写山に行きました。

 春日山は以前行ったときは大雨だったので、今回はリベンジとなりました。一方、書写山は、名前は知っていたのですが、行くのは今回が初めてでした。早口言葉に「書写山」が入ったものがあり、頭には焼きついた名前だったのですが、行ったことがなかったのです。

 立派なロープウェイには乗らず、昔からある参道を歩いて登ること90分。森林インストラクターさんの案内でのハイキングでしたので、いろいろ珍しい植物のお話も聞けました。葉っぱがその形をしている「グーチョキパー」の木、コルクの材料になるというアベマキ、和紙になるガンピ、ちょっとの風で音がすることからその名前がついた「ソヨゴ」など。同じように歩いていても、すぅーと吸い寄せられるように木に近づいていかれます。目がいいのか、目の付け所が違うのか、関心するばかりです。また、赤松が多く成育しているのですが、厳しい状況でも育つ赤松しか生育できない環境ともいえるそうです。つまりそれだけ環境破壊が進み、多様な植物が住む状況ではないということです。

 そんなお話を聴きながら、山上駅に到着しました。ここから西の比叡山延暦寺とも云われる圓教寺の境内に入るのです。樹齢何百年と云われる巨木やお堂の間を縫って参拝するのですが、広大な境内ですから、たっぷり1時間以上はかかります。ラストサムライのロケ地にもなった、近くて遠かった書写山。また訪れてみたい山です。(N)