2009/05/22
 皆さん、連休はいかがお過ごしでしたか?5月は木々の葉の緑がすがすがしい季節ですね。先日、奈良の春日山原始林の探索に行きました。
この原始林は天然記念物になっており、許可なく入ることはできないのですが、整備された道があり、ここには一般の人たちも立ち入ることができ、道沿いにある、春日山の照葉樹を中心にした原始林を楽しむことができます。
 私事で恐縮ですが、この4月から「NPO法人自然と緑」が主宰する「自然大学」に入学して、1年間森を中心にした自然の勉強をすることにしました。たまたま目にしたパンフレットで申し込んだのですが、定員50人を大幅に上回る申し込みがあり、今年は55人の方が受講しています。14回の内、教室での講義が7回、現地での実習が7回となり、その1回目がここ春日山でした。ここを長年研究されている前迫教授の講義を要所要所で受けながらの探索なのですが、あいにく雨の中。ただ、同行された只木学長も「恵みの雨」とおっしゃってましたが、森にとっては雨が命の源なんですね。
 原始の森でおきている、鹿も含めた、自然の循環や、照葉樹以外の樹種の影響などを、教えて頂きました。雨の中、皆さん熱心に観察したり、講義を聞いたりしていましたが、僕もめったに味わうことのない、雨の森を楽しみました。
 機会があれば、この春日山を訪れてはいかがでしょうか?(N)