放送内容

株式会社トリドールホールディングス ― 株式会社トリドールホールディングス ―

さまざまな飲食ブランドを展開する飲食業界のトップランナー、株式会社トリドールホールディングス。主力ブランドである「丸亀製麺」をはじめ、多くのブランドがコロナ禍で苦境に立たされています。その試練を情熱と創意工夫で乗り越えるべく日々奮闘する従業員たち。仲間との絆、そして何よりも顧客の笑顔が彼らの原動力。そんな現場で働くスタッフたちが心に抱くアフォリズムとは・・・

【第1話】2021年6月21日(月)24:24〜

「もっと上、もっと上がある」

  • 丸亀製麺 代表取締役社長 山口寛さん丸亀製麺 代表取締役社長 山口寛さん
  • 店舗に足を運び現場の声に耳を傾ける店舗に足を運び現場の声に耳を傾ける
  • 持ち帰りでも「できたて」にはこだわりたい持ち帰りでも
    「できたて」にはこだわりたい
  • 店内のお客様を待たせないオペレーション店内のお客様を待たせない
    オペレーション
  • 柔軟な発想と創意工夫で完成した「うどん弁当」柔軟な発想と創意工夫で完成した
    「うどん弁当」

トリドールホールディングスの主力ブランド「丸亀製麺」はコロナ禍の影響で売り上げが激減。そのピンチを救ったのは30代の若き社長、山口寛さんでした。時間のある時には店舗を覗き、現場の声や顧客の反応を肌で感じることを心掛けていると言います。感染予防のため外食が控えられる中、テイクアウトの需要の高まりには迅速に対応しないといけない課題だと感じた山口さん。急遽「うどん弁当」の開発に取り掛かりました。ただ、お持ち帰りであっても丸亀製麺の根本である「打ちたて・作りたて」にはできる限りこだわりたい。そうなると店舗スタッフには新たな仕事が増え、その結果「せっかく足を運んでくれたお客様への対応に影響が出るのでは?」と反対意見も多かったのだそうです。
「みんなが賛成してくれるものって、結局は普通の効果しかあがらない」と山口さん。諦めることなく創意工夫を重ね、オペレーションまで含めた「うどん弁当」の完成まで、要した時間はたった2か月。結果は4月13日の発売から2か月で550万食の売り上げ、業績回復に大いに貢献しました。
現状に満足することなく「もっと上、もっと上がある」そう自分に言い聞かせて仕事をしている山口さん。「コロナが終わっても、お持ち帰りと言えばうどん弁当、そうなると信じています」
ピンチをチャンスに変えたプロフェッショナルがいます。

【第2話】2021年6月22日(火)24:24〜

マニュアルよりも大切なのは“気持ち”

打ちたて・茹でたてを提供する丸亀製麺にはただひとり「麺匠」という肩書を持つ人物がいます。藤本智美さん。すべての店で麺を粉から打ち茹でたてを提供する丸亀製麺にあって、店ごとの品質が常に一定以上に保てるよう、全国の店舗を回って指導・育成することを任された、うどんの達人です。おなじ材料、おなじ量で仕込んでも微妙な違いは出るもの、それが許容範囲に収まるようにするためにマニュアルがあります。しかし藤本さんによれば「マニュアルよりも大切なのは、すこしでもおいしいうどんを提供したいという気持ち」なのだとか。「シンプルに、塩・水・小麦しか使っていないので、あと入れるのは愛情ですよね」と笑う藤本さんも、現場に立てばその目は真剣そのもの。厳しくもあり優しくもある、藤本さんの指導は技術よりも気持ちを重視します。
「できあがったものがお客様の笑顔につながるように、そんなことをイメージしながら作る方がよりおいしいものができると思いますから」
藤本さんの夢は、その人にしか生み出せないおいしさがあって、そんな人材が世界に広がっていくこと。
うどんと人を育てるプロフェッショナルがいます。

  • 丸亀製麺 麺匠 藤本智美さん丸亀製麺 麺匠 藤本智美さん
  • すべての店舗で粉から麺を打ち、茹でたてを提供すべての店舗で粉から麺を打ち、
    茹でたてを提供
  • 同じ材料でも店によって個性が出る同じ材料でも店によって個性が出る
  • マニュアルがすべてではないマニュアルがすべてではない
  • 伝えたいのは「気持ち」伝えたいのは「気持ち」

【第3話】2021年6月23日(水)24:24〜

リスクを恐れず実行する

  • トリドールホールディングス サステナブル推進室 室長 大下浩平さんトリドールホールディングス
    サステナブル推進室 室長
    大下浩平さん
  • 離島などを回るために作ったキッチンカー離島などを回るために作った
    キッチンカー
  • 医療従事者支援医療従事者支援
  • 快適な労働環境あってこその社会貢献快適な労働環境あってこその社会貢献
  • エアコンが効きにくいキッチンを少しでも快適にエアコンが効きにくいキッチンを
    少しでも快適に

トリドールホールディングスで社会貢献活動を統括するサステナブル推進室の室長をつとめる大下さん。「離島など、店舗のない地域にもうどんのおいしさを伝えたいと思ってキッチンカーを作ったのですが・・・」コロナ禍で外出自粛要請が続き積極的な活動が難しくなる中、医療従事者支援という思いもよらなかった出番が巡ってきました。きっかけは店舗スタッフからの寄せられたこんな声でした。「友人が医療従事者として働いています。なにか支援できないですかね?」。これまでも、「うどん教室」や「子ども食堂」など現場の声を聞き社会貢献活動を実現してきた大下さん。やりたいという気持ちを聞いた時にはリスクを恐れず実行する、ということを常に心がけていると言います。
「食事を冷たい弁当やおにぎりで済ませながらコロナと戦っている医療従事者の方々に、アツアツのうどんを食べていただく、やりがいを感じる瞬間です」
自社の労働環境があってこその社会貢献。職場の環境改善にも大下さんは目配りしています。「キッチンのエアコンが効きにくいという店舗があるので、こんなもの開発してみました」とエアーが入る制服を見せてくれた大下さんの表情は、生き生きと輝いて見えました。
そこには、人々の喜ぶ顔を支えるプロフェッショナルがいます。

【第4話】2021年6月24日(木)24:24〜

大きな夢も語り続けることで叶う

さまざまな飲食ブランドを展開している外食産業のトップランナー、トリドールホールディングス。始まりは創業者の粟田さんが開いた一軒の小さな焼き鳥屋さんでした。苦しい時期が続いたあと、大きな転機となったのがオープンキッチンの導入でした。新規に出店しようと思った物件のスペースが狭すぎて、予定していたキッチンが収まらず、苦肉の策で入り口近くに焼き場を作ったところ思わぬヒットに。調理シーンが人々の心を惹きつけることを実感した粟田さんは、「トリドール(焼き鳥)」「まきの(天ぷら)」「丸亀製麺(うどん)」など、いずれも目の前で調理をする専門的な次々と出店、多くの飲食ブランドを参加に持つトリドールホールディングスへと成長させたのでした。その過程で粟田さんが学んだこと、それはどんな大きな夢も語り続ければ叶うということ。「自分ひとりでは叶えられそうにないとてつもなく大きな夢でも、それを語り続けるうちに周りには夢を共有できる人が集まってくれて力を貸してくれる」粟田さんはこれまでの成功もこうした人たちとの結びつきのおかげだと語ります。
今、彼が語るのは世界に通用するグローバルフードカンパニー。「助けてくれる仲間がたくさんいるから臆せず夢を語っていきたい」
食で世界を目指すプロフェッショナルたちがいました。

  • 始まりは一軒の小さな焼き鳥屋さん始まりは一軒の小さな焼き鳥屋さん
  • トリドールホールディングス 代表取締役社長兼CEO 粟田貴也さんトリドールホールディングス
    代表取締役社長兼CEO
    粟田貴也さん
  • 目の前の調理シーンが人々の心を惹きつける目の前の調理シーンが
    人々の心を惹きつける
  • 語る夢に人が集い、力を貸してくれる語る夢に人が集い、力を貸してくれる
  • 次なる夢は世界に通用するグローバルフードカンパニー次なる夢は世界に通用する
    グローバルフードカンパニー