あの日父をなくした少年の、喪失と再生のものがたり―
11歳の少年オスカー・シェルが“最悪の日”と呼ぶ、ワールドトレードセンターで父が命を落とした日から1年。
オスカーは、亡き父が遺した1本の“鍵”が合う鍵穴をどうしても探さなければならないと思い詰めていた。つねにユーモアたっぷりに息子の恐怖心を克服させようとしてくれていた父が恋しく、その父との大切な結びつきを決して手放すまいと決心する。
広大なニューヨークの街に飛び出した彼が鍵穴を探す旅のなかで出会うのは、個性豊かな人々。彼らは皆、それぞれの苦しみや悲しみから立ち直った、あるいは立ち直ろうとしている人々でもある。やがてオスカーは、会いたくてたまらない父との結びつき、あまりにも遠くに感じている母との絆、そして、彼を取り巻く騒々しく、危険で、混乱している世界全体との接点を見つけ始める……。
主演には人間味溢れた演技で観る者を物語に引き込むトム・ハンクス、夫を亡くした悲しみから立ち直られず、息子と美味く接することが出来なくなる母親には、サンドラ・ブロック。そして彼らを相手に全く引けを取らない自然の存在感で全米マスコミの話題をさらったのはトーマス・ホーン。彼はこの大作で映画デビューを飾った。
大切な人を失った少年の苦しみと再生の物語をお見逃し無く。
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