授業風景

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神戸市立湊川多聞小学校

2014年12月1日

授業風景61

みんなで作ろう!ラジオCM

授業対象5年生34名

写真 今回出前させて頂いたのは、神戸市立湊川多聞小学校。年々生徒数が減少している事もあり、同様の条件を抱える一帯の4つの小学校が今春統合されるそうです。愛着のある校舎や友達との学校生活も、この年度で最後との事で、「何か一つでも皆で思い出を残して欲しい」、そんな保護者の皆さんからの希望もあり、5年生の担任である春岡先生から応募頂きました。
そんな気持ちに少しでも応える事ができれば。そんな想いで選んだテーマは『ラジオCMを作る』です。このテーマの魅力は何と言っても、全員で参加するグループワーク。原稿作成から、キャスティング等、皆で考え、挑戦、そして作品を録音します。放送局ならではの授業を通して、まさに記憶や心、そして形に残る思い出を作ってもらう事にしました。


ラジオCMを作ろう!

写真 ラジオのCMは20秒が基本。その与えられた20秒で、コメントや効果音等を駆使し、いかに伝えたい事を伝えられるか?がポイントです。
そんなラジオCMですが、まずは宣伝をする架空の飲食店を考えてもらいました。どんな規模のレストランなのか?何料理なのか?従業員は何人いるのか?全て自由。10人1グループに分かれてもらい、グループごとに皆で、どんな店を宣伝するか考えてもらいました。写真
東京ドーム3個分もある巨大なラーメン屋から、回転寿司屋なのに何故か焼き餃子が名物、その名も「餃子の寿司太郎」という寿司屋、うどんが載ったピザが名物の和とイタリアンが融合したピザ店など、実にこどもの自由な発想が広がりユニークな店のオンパレード。これはCMも楽しくなりそうです。様々なバリエーションで原稿を読んだり、大きな声でカウントダウンしたり、タイムキープしたり、実にチームワークよく、それぞれの役割を全うしてくれました。自然と出前授業のスタッフも力が入ります。実際に放送で使う機器を持ち込み総勢6名で児童達をサポート。
写真声、音楽、効果音と、3段階に分けて、繰り返し収録していきます。出来上がった作品を皆で聞くと、自分が話している声と聞こえてくる声の違いに驚いたり、ユニークな仕上がりに笑いが起こったり、上々の出来栄えで、大喜びしていました。神戸市立湊川多聞小学校の皆と共に力を合わせて作った作品、楽しかった思い出を胸に、新しい小学校でも頑張って欲しいと思います。