オートバックス M-1グランプリ2005
12月25日(日)
決勝初進出のブラックマヨネーズがグランプリに決定!
5回目となった今年は、史上最高となる3378組がエントリー。約4ヶ月の予選を勝ち抜き、決勝戦に残ったのは笑い飯、アジアン、南海キャンディーズ、チュートリアル、ブラックマヨネーズ、品川庄司、タイムマシーン3号、麒麟の8組。さらに、59組が出場した敗者復活戦(神宮球場にて開催)で勝ち残った千鳥を加えた全9組が決勝戦で熾烈な戦いを展開しました。
その中から最終決戦の3組に残ったのは、紳助から「時間の使い方が抜群!!上手い!」と大絶賛を受けたブラックマヨネーズが1位、カウスから「見事!あのラストで俺から3点持っていきよった」と唸らせた麒麟が2位、ネタ順1番手ながら大竹を「(ネタには)イヤでも笑ってしまった。びっくりしたね」と驚かせた笑い飯が3位で通過しました。
そして、1番手・麒麟、2番手・笑い飯、3番手・ブラックマヨネーズの順番で最終決戦が行なわれ、紳助、松本、渡辺、カウスの4票を獲得したブラックマヨネーズがグランプリの栄冠と優勝賞金1000万円という大きなクリスマスプレゼントを手にしました。
紳助からの「完璧やったな」という言葉に2人は「感無量です」と感動を噛み締めた。
記者会見では紳助が「参加コンビ数も増えて、今回はみんなレベルが高いなと思っていたんですが、決勝戦ではテクニックや技術に走ってしまって、気持ちがイマイチ伝わらないコンビも多かった。だから、俺もコンビを組んで出場したら勝てるんちゃうかなとも思っていたんですが、ブラックマヨネーズが出てきたら、(出場するのは)やっぱりムリやと思った。もう、明らかにこの1組が違った。だから今年の審査は楽でしたね」と今大会を振り返ってコメントを。
初の決勝進出で、見事に優勝したブラックマヨネーズ・小杉は「今年、吉田といっしょに作ってきた漫才は自分らなりによくできたなという思いがありました。だから、M−1の決勝で1位という評価がいただけて本当にうれしいです!」
吉田も「ずっと漫才やってきましたけど、どんな不幸があっても、とりあえず生きておくもんやとホンマ思いました」と優勝の喜びを語りました。
優勝賞金1000万円の使いみちについては「使いみちを考えたら気が散って漫才に集中できないと思ったので、まったく考えていませんでした」(吉田)と言いながらも、小杉が「オカンの反対を押し切って漫才の世界に入ったので、(心配をかけた)オカンに半分あげたいです」と語ると、吉田も「それなら、俺の賞金も小杉のオカンに!」(吉田)と勢いでコメント。
また、紳助から「来年からすごいことになるで。でも、その中でバラエティー番組のフリートークで生き残れるか。頑張って欲しいね」とエールを受け、「2人で今以上に頑張っていきます」と決意を新たにしていた。

ABC