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アイコン 2017年9月3日(日)放送

「人生で大事なことはポツンと一軒家から学んだ」
『ポツンと一軒家』を発見したのは山梨県。衛星写真で確認をすると完全に山の中! 最も近い集落から一軒家への行き方をリサーチする。そこで地元の人に話を聞くと「この先の集落から上の道(一軒家の方向)には誰も住んでいないよ」と、いきなり絶望的な情報が。
しかし、一軒家へと向かう途中にもうひとつ集落がある情報を入手した取材スタッフは、そこで改めて情報収集を開始。すると、「そこへ行くには車高の高い四駆でなければ行けない」、「クマがしょっちゅう出る」、「そのクマを撃退した空手家が近くに住んでいますよ」と、さまざまな情報が飛び交うことに!
そんな中で、一軒家の界隈にオートキャンプ場があり、そこの管理人に話を聞くと有力情報が手に入った。しかも「以前は学校の先生で、絵を描きたくて、ここに家を建てた方です」とその経緯も知っているお知り合いだった。そこで、取材スタッフは連絡を取り、お宅へとお邪魔することに。
そこは、まさにアトリエのような趣きの建物。果たして、なぜこの地にアトリエを構えたのか? 都会暮らしでは気づくことのできない、創作に秘められた人生哲学が明らかになる!
続いて「ポツンと一軒家」を発見したのは福島県。衛星写真で確認すると、建物の近くに広くて大きな道路があるものの、人里からはかなり離れた山の中にあるようで、取材スタッフは近くの集落から調査を開始する。
地元の人に、一軒家のある場所について尋ねると「(遠くに見える山を指差して)あの山の上あたりだな。どんな人が住んでいるか全然わかんないけど、俺だったら、(そこには)住まないよ」と、地元の人もよく知らない場所のよう。
一軒家までは山の中の1本道ということで、未舗装の荒れた山道を15分以上走らせる。しかし、あまりに未舗装の細い道が続き、取材スタッフも「このまま行き止まりだったら引き返せなくなる」と不安を隠せない。そんな鬱蒼とした山道を抜けると、急に土地が開け、広いアプローチのような道路が!
山の中とは思えない芝生の庭と大きな家で、暮していたのはある夫妻。元々は東京で暮していたそうだが、「愛犬をのびのびと遊ばせることのできる家を探していた15年ほど前に、この地にたどり着いた」のだという。
毎日が山仕事の忙しい田舎暮らしだが、それでも「自分の好きなことができることが、いちばんの幸せじゃないでしょうか」とニッコリ。
その山に根付いた暮しからは、所や林も多くの気づきを得たようだった。