女と男と物語 PART:II
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脚本 :森下 直 監督: 堀川とんこう



 


出演者インタビュー  
 
 


夫の墓参りのため、大河内美和子(八千草薫)は、かつての大河内家の使用人、長岡伸夫(蟹江敬三)と供に、今年の冬も東北にやって来た。夫はその遺言で、東北の“夫婦桜”の見える丘に分骨されている。ところが、宿の手違いで2人は同室になってしまう。恐縮して、律儀なまでに使用人の立場を崩そうとしない長岡に、美和子は緊張を解いて、こたつに入るよう促す。
そんな長岡に、美和子は突然、春の夫婦桜を見たことがあるかと尋ねた。「いいえ」と答える長岡に、夫が遺言で夫婦桜の見える丘を分骨の場所に選んだ理由を問いかける。ニ本の桜が寄り添うように立つ姿をご自身と奥様になぞらえたのではないか、と答える長岡。だが美和子は、もう1本の桜は私ではなく深川芸者のお芳さんだと言う。必死になってその言葉を否定する長岡を前に、美和子は静かに語り始める。お芳さんをめぐる自分たち夫婦の過去、夫が亡くなった19年前の夜のこと・・・。