新・企業史博物館

6月4日(月)放送

ヒガシマル醤油株式会社
【 第1夜 】 風土が生んだ 関西の調味料

日本の食文化にかかせない調味料、醤油。中でも「淡口醤油」のトップシェアを誇るのが「ヒガシマル醤油株式会社」である。
「ヒガシマル醤油」がある兵庫県たつの市。揖保川の清流、赤穂の塩、播州平野の大豆、小麦、そして米・・・すべての上質な原料がそろったこの場所で淡口醤油は誕生した。「淡口醤油」は龍野の風土が生みだした調味料なのだ。素材の色と味を引き立たせる「淡口醤油」はやがて、関西の料理に欠かせないものとなる。

「ヒガシマル醤油」の創業はなんと天正年間、400年以上も前である。戦国末期に赤松家家臣が始めた幾久屋と、明治維新後に藩の醸造蔵を引き継いで起業した浅井醸造が、昭和17年に合併。昭和39年に現在の「ヒガシマル醤油株式会社」に社名を変更。江戸時代に「淡口醤油」が誕生してから今日まで、一貫して「淡口醤油」にこだわり続けている。

しかし、その「淡口醤油」がなくなってしまうかも知れない、大ピンチがあったという・・・。

ヒガシマル醤油株式会社