新・企業史博物館

1月31日(火)放送

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ピップ株式会社
【 第2夜 】問屋不要論〜製造業への転進

高度成長期に入って流通革命が本格化、大量に仕入れて安く売る、そのために流通の効率化やコストダウンが叫ばれ「問屋不要論」が巻き起こる。卸売り問屋として発展してきた藤本株式会社にとっては予想以上の大逆風。そこで将来、商品の製造販売分野へ進出することを視野において「企画室」を設置。といっても室長と新入社員の二人きりのスタート。しかも与えられた命題は「卸売業者として、今の取引先とは競合しない商品」の開発。

何を作っても売れない日々。ようやく発売にこぎつけた「シャンプーハット」も当初は売れる気配すらなかった。それもそのはず、多くの商品を取り扱う問屋の大手にとって「取引先と競合しない商品」とは、すなわち「見たこともない、使い方もわからない商品」に他ならなかったからである。

そんな、売れるはずもない新商品があることをきっかけに大ヒット商品となるのだが・・・

ピップ株式会社