男声合唱の王国から降臨した男たちが体現する圧倒的な表現力！
スウェーデン王立男声合唱団
〜オルフェイ・ドレンガー〜

大地を震わすような男声合唱の響きは力強く、そして優しくその空間を包み込む・・・男性合唱の王国・北欧から超名門の男声合唱団・スウェーデン王立男声合唱団・オルフェイ・ドレンガーが4年ぶりにザ・シンフォニーホールの舞台に立ちます。
《オルフェイ・ドレンガー》とは「オルフェウスのしもべたち」の意味で、1853年ストックホルム北方約70キロメートルに位置するウプサラの町が疫病で孤立状態に陥ったとき、北欧最古のウプサラ大学の学生たちが“Hor i Orphei Dranger”を歌ったことに由来します。
“合唱の神様”エリック・エリクソンが40年間指揮者を務め、その指導力で彼らの能力を世界最高の水準にまで高め、その名を世界に轟かせました。2008年からは合唱指揮の権威・セシリア・リュディンゲー・アーリンがその歴史に新しいエッセンスを加え、磨きをかけ続けています。
およそ90名の男性ばかりのア・カペラによる驚異的な“演奏”は聴く者を圧倒し、フォルテッシモからピアニッシモまで自在なコーラスが織り成すハーモニーはとても人間業とは思えないほど。歌声に耳を傾ける至福の時間は時の経つのを忘れさせ、深い感銘をもたらします。さらにソリストにマグヌス・リンドグレンを加え、フルート、クラリネット、サクソフォンの音色がザ・シンフォニーホールの音響空間に一服の清涼剤のような彩りと広がりを加えます。
彼らのレパートリーは広範に亘り、ルネサンスのポリフォニー音楽から世界各国の歌曲、現代音楽にまで及びます。今回の大阪プログラムでは特別にザ・ビーチ・ボーイズのグッド・ヴァイブレーション(Good Vibrations)も披露！その片鱗をしっかり味わって頂きます。
北欧の風が培う伝統の響きをどうぞお楽しみください。