グラナドス“愛と死”曲目追加決定！
牛田智大さんからコメントが届きました。

　この曲は、僕が9歳のころからずっと弾き続けてきた曲です。人前で演奏するのをずっと控えていたのですが、高校生活の春がすぎ、夏休みが終わり、秋を前にしてそろそろこの曲を演奏してもいいかなと思うようになり、今回突然ではありますが演奏を決めました。
　甘くとろけるような愛やどろどろした愛、さまざまな愛の軌跡を表現できたらと思っております。みなさまに是非お楽しみいただけたら嬉しいです。
牛田智大


瑞々しい感性が紡ぐ優しいピアノの調べ
牛田智大　ピアノ・リサイタル


　“ザ・シンフォニーホールに舞い降りた天使”舞台の上で鍵盤に指を滑らせる彼の姿は多くの方の目にそんなイメージで焼き付いているのではないでしょうか？初めてのリサイタルでホールを1周しそうなサインの列に彼はずっと笑顔で丁寧に答え、かかった時間はリサイタルの時間を遥かに超えるほど。あれから3年、実績と研讃を積み重ねて彼独自のピアニズムが魅せる進化を毎年大阪で聴くことを楽しみにしている人もきっと少なくないでしょう。
　今回のプログラムでは前半にはベートーヴェンのピアノ・ソナタ第１４番「月光」や後半にはガーシュウィンのラプソディ・イン・ブルーを柱に据え、その周囲には魅力的な曲がキラ星のごとく並びました。そこには今の彼にできる精一杯の「聴きに来て頂いた皆様へのおもてなし」の気持ちが詰まっています。一歩一歩着実に大人の階段を昇る“今の牛田智大”をお聴き逃しなく！