八岐大蛇伝説の地で

低く垂れ込めた雲。
そんな雲のわずかなすきまから光の筋が差す。
あの場所は、金色に輝き、何か特別なことが、
起きているように思えてくる。

もしかすると、あの光の筋は、
大蛇が天地を行き来する道なのか・・・。

田に張った水面を駆けていた風が止み、
光の道が眼下にも生まれようとしている。
こうなってくると、神話のような物語が、
いよいよ目の前で始まりそうで、胸が高鳴る。


 
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Photo&Essay:Shuji Enmando