バロックのコンチェルトを奏でるのは、大阪を 中心に活動をしている日本テレマン協会です。
この演奏会が、環境保全に役立っている ということですが…



実は、日本テレマン協会の演奏会で配られる パンフレットにわけがあるんですよ。
これは、琵琶湖に生えているヨシで作った 「レイクパピルス」でできたパンフレット なんです。



琵琶湖の水をきれいにしてくれるヨシ原を 守るためにレイクパピルスを使うことに しました。音楽を通して環境保全の役に 立てばいいなと思います。」と日本テレマン 協会「ゲオルグ」編集長の中野順哉さん。




▲撮影:伴 一郎
琵琶湖に生えているヨシは、水質汚濁の原因 となる水の中の窒素やリンを吸収して、水を きれいにしてくれます。
でも、枯れたヨシをそのままに放っておくと アオコが繁殖して水を汚してしまうんです。
ヨシを育てて、琵琶湖の水を守るために、 ヨシを有効利用しようという試みが、 日本テレマン協会のコンサートという わけです。



バロック音楽を楽しみながら、水をきれいにするすてきな活動ですね。