この土手は、なんだかでこぼこしていますね。
それにコンクリートの上に草が生えています。
これは、ポーラスコンクリートというものです。
ポーラスコンクリートは、普通のコンクリートとは 少し違い、水や空気を通してしまうコンクリート なんです。



ポーラスとは、たくさんの穴のこと。
だから、穴だらけのコンクリートという意味 です。「ポーラスコンクリートは水や空気を 自由に通します。連続した穴を持っていますから、 そこに微生物や小動物、それだけでなく植物の 根も浸透します。このようなことで自然を浄化し、 水を浄化させる作用もあります。」
と開発した近畿大学理工学部の玉井元治先生



便利で丈夫なだけでなく、水辺の環境も守る。 それがポーラスコンクリートです。近頃、この コンクリートが使われている川が少しずつ 増えています。将来的には、これを河川に どんどん使われるようになってくると水辺に いろんな生物が復元されるでしょう。
それによって子供たちを水辺空間にかえって くるのではないかと思っています。



地球環境を守る穴あきコンクリート、すばらしいですね。