大阪のビジネス街、淀屋橋。 ここには明治以降、モダンな洋風建築の ビルがたくさん建ち並んでいました。 大正時代に建てられた、船場ビルディングも 永い年月と共に、壁や塗装もはがれ、 ゆくゆくは取り壊しの運命にありました。



そんな中、このビルに事務所をかまえる 環境デザイナーの二見恵美子さんがひとつの 提案をしました。
「こういう良質ないい建物を 使いながら保存して、あとの人に残すという のは大事なこと。」
二見さんは、ビルのオーナーやテナントの 人たちを何度も何度も説得してまわり… とってもおしゃれなビルにリニューアル させたんです。



ごちゃごちゃしていた玄関から中庭への 通路は、もともとは馬車が通れるように 設計されていたので、それを復元。 壁や柱も補強して、いたるところに緑を 配置しました。空き室の目立ったテナント ビルが、今では、空き室待ちの状態です。



「こういう古いビルをすぐに壊すのではなく それをリニューアルして古いものと新しい ものとを調和させながら、街づくりをすると もっと地球にやさしい環境になるのでは ないかと思います。」



古いビルをリニューアルしただけでなく、さらに二見さんは屋上へ。
続きは明日!

問合わせ先     E.M.I.PROJECT
             環境デザイナー 二見 恵美子
             Tel.06−6226−4015