紙ははるか昔、およそ5000年も前からあったといわれています。今の私たちが使っている『紙』が発明される前までは、絵や文字を書き残すために、世界の各地でいろいろな材料が用いられました。中でも古代エジプトでは、パピルスという植物の茎を薄く切って、そこに絵や文字を書きました。



パピルスは、英語のペーパーの語源にもなっています。その後、中国で紙すきの技術が発明され、日本でも弥生時代には既にあったといわれています。



現在、新聞や雑誌、紙パック、テッシュペーパー、包装紙、ノートなど、紙は生活の必需品。特に私たち日本人は、障子やふすまなど、住居にも紙をたくさん利用していますよね。



ところで、これらの紙…
日本ではどれくらい作られているかわかりますか?



なんと1年間に3000万トン!
国民ひとりあたり237キロ!
これはおよそ新聞紙にすると2年半の分量にあたります。これだけたくさんの紙を使うということは、紙の原料である木を減らしている、ということになりますよね。



限りある資源を無駄にしないために、今週はみなさんと一緒に紙について考えていきましょう。