私たち日本人はエビが大好き。エビ消費大国の日本です。毎年一人当たり3キロも食べているのです。



日本のエビのほとんどは、インドネシアやタイなど東南アジアの国々から輸入している養殖エビ。今、このエビの養殖が深刻な問題になっています。
東南アジアの国々では、田畑やマングローブの森などを壊して池を作り、そこで大量のエビを養殖しています。普段、何気なく食べているエビは、東南アジアの自然環境を壊しているんですね。

そんなエビを私たちは、半分以上も捨ててしまっているんですよ。あーもったいないですね。今日は、もっとエビを大切にするお料理を環境イーフ21の会の福井幸男先生に教えてもらいましょう。



<エビ殻の香味茶漬け>
1. エビの殻を塩を入れた熱湯で茹でる。
2. 十分に乾燥させ、粉末状にする。
3. おにぎりにたっぷりとまぶす。

4.

170度の油で色よく揚げる。
5. 梅干、塩昆布などを和え、熱いお茶をかける。


<エビのすり身焼き>
1. 刻んだエビの身に殻の粉末、塩、小麦粉を加えてよくする。
2. 小判型にまとめ、小麦粉をまぶし、ゴマ油で煎り焼く。

普段、私たちがすてている部分ですね。エビの殻にはカルシウムがたっぷりと含まれているんですよ。エビ1匹「無駄なし料理」おいしそうですね。さっそく作ってみましょう。
捨てれば生ゴミ、使えば立派な食材ですよ。工夫すればエビが無駄なく食べられる。地球の恵みを大切にしたいですね。