一見ベニヤ板のようですが、、、。
違いますね。実はこれはマンガ雑誌から出来た板なんです。
木村化工機(株)では、3年前から、「古紙リサイクルボードプラント」という機械を研究・開発し、紙から出来る板作りに取り組んでいます。



古紙を砕いて、綿のように粉々にして、これに接着剤を混ぜて、高温で圧縮すると…紙の板「リサイクルボード」のできあがり。
マンガ雑誌なら16冊で、リサイクルボード1枚ができるそうです。もちろん、ノコギリで切ることも、釘を打つことも出来ます。



開発部長の田尻忠昭さんは、「都市部から大量の余剰古紙が発生します。しかも色んな紙が混ざった余剰古紙は、再生紙の原料に出来ないので商品価値がありません。私どもは、木材にこれを利用することで資源化することもできます。」と説明してくださいました。



この板が、ビル建設などで本格的に使われるようになれば、樹木の伐採量も減らすことができ、森林保護にもつながります。再生が難しい古紙を、新しい建材にする研究が早く実用化されるといいですね。