ここは神戸の須磨海岸。以前は真っ白な砂浜の美しい海岸でした。今日、たくさんの人が集まっています。この日は、国際ビーチクリーンアップ運動という、毎年世界中で一斉に行なわれる海岸のゴミの調査です。



よく見ると、皆さんメモをとっていますが・・・
「これまでの清掃活動は、ゴミを拾って、その時その場所だけキレイになれば終わり、というのが多かった。我々の活動はデータをとることで、ゴミを根源から断ち切っていこうという、そういうアプローチが新しいと思います」と、クリーンアップ関西事務局代表の小林功敬さん。



ゴミを拾いながら種類別に分けていきます。海岸によってゴミの種類が大きく違うことがわかりました。
たとえば、大阪の二色の浜。若い人が集まる海岸なので、タバコの吸殻と花火のゴミが70%を占めています。



しかし、広島県の桂ケ浜海岸では、発泡スチロールの破片が非常に多いんです。この調査で広島県は、カキの養殖に使う発泡スチロール製のウキが壊れてゴミになっている事がわかり、その改善策として、ウキを壊れにくいものに替えていこう取組みが始まりました。



小林さんは「例えば人間が病気になれば、お医者さんが診断して治療をしますよね?! それと同じで浜辺の病状も、まず診断という行為が必要だと思います」と話してくださいました。


さて須磨海岸の診断はどうだったのでしょうか?