以前は真っ白い砂浜が広がっていた神戸の須磨海岸。この日、たくさんの人が集まっているのは、世界で一斉に行なわれる海岸のゴミの調査、国際ビーチクリーンアップ運動です。単にゴミを拾うだけではなく、データをとって浜辺のゴミ状況を診るのが目的です。



例えば広島県の桂ケ浜海岸では、毎年発泡スチロールの破片がゴミのトップ。このデータからカキの養殖に使うウキが壊れてゴミになっている事がわかりました。
須磨はどうでしょうか?


活動に参加された方に聞いてみました。
「須磨海岸は汚れているというのはウワサで聞いたことがあったけれど、やっぱり汚かった。」
「タバコの吸殻が多くて、私もタバコを吸うのですが、身につまされる思いでした。」
「ガラスの破片があって、裸足だと危ないと思いました。」
「意外と、データをとることによって、こんなにもタバコのフィルターが多いということに気がつきました。」


今年もタバコのフィルターがゴミのトップです。他にも釘や鉄板の多さも目立っていますが、これは、海の家を取り壊すときに出たもののようです。



クリーンアップ関西事務局代表の小林功敬さんは、
「海外の先進的な海岸では、禁煙ビーチが増えてきているということですので、須磨海岸でも禁煙ビーチにしてみるというのもひとつの解決策かもしれません」と、案を述べてくださいました。





訪れる人すべての協力があれば美しい海岸はよみがえりそうです。