ここは阪神工業地帯の中心部、西淀川区。神崎川と淀川とが出会うところに海岸公園があります。今年の春に出来た「矢倉緑地」です。埋立地ばかりの大阪湾で、ここだけが防波堤のない海岸としてしられていましたが、自然を生かした公園をつくりたいという地元の人たちの願いがかなってこんなすてきな公園ができたんです。



よく見ると公園の中は環境にも気が配られていて照明には、太陽電池と風力で作られた電気が使われているんです。



天然の石で、荒磯ができています。それから潮だまりもご覧の通り。その中には海の生き物がいます。そんな生き物を求めて、いろんな鳥がやってくるのです。今日はその鳥たちを観察するため、野鳥の会の人たちが集まりました。



「こういう風な形で、淀川の最先端に、公園が整備されるということは、非常に意義のあることだと思います。鳥たちも来るし、私たちもこういう風にこれから探鳥会を続けて、記録をとっていきたいと思っています。身近に自然に接することのできる場所になるんじゃないかなと大変期待しています。」と日本野鳥の会大阪支部の橋本正弘さん。



矢倉緑地は都会のオアシス。これからもいろんな生き物と出会えるといいですね。