ここは神戸のトアロード沿いにある「北野工房のまち」。毎日多くの人で賑わう人気のスポットです。実はここ、小学校をリニューアルした施設なんです。
もとは、北野小学校といって、明治41年に出来た歴史のある学校でした。ここ数年の間に児童の数が少なくなり、阪神淡路大震災で建物が半分近く壊れたことをきっかけに閉校になりました。




でも、由緒ある建物まで壊してしまうのはもったいないと、平成10年、今大人気の神戸ブランドのケーキやパンなどを中心とした手作り工房のまちに生まれ変わりました。今も講堂はそのままにして、ダンスホールなどに使っています。



卒業生の方のお話を聞いてみました。矢野孝明さん「こういう形で校舎が残りまして、卒業制作などが残るととてもうれしく思います。」福岡壯治さん「幼心にもすごくいい建物だというのはわかりました。それがなくなるのはとても悲しかったです。廊下や階段とかのギーギーとした音が鳴るのが昔と同じなのでなつかしい感じがしてうれしく思います。」



古い建物も貴重な資源できたもの。北野小学校もそのひとつです。
ここを訪れると、「ものは大切に使おう」というという言葉が心の中によみがえります。



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