ここは、高砂市にあるサントリーの工場。敷地の中で風車が回っていますね。この風力発電の電気は、工場の中の照明などに使われているそうです。


そして、敷地の足元をみると、レンガが敷いてありますが、これは溶鉱炉で使われていた耐火レンガを再利用したもの。



それから敷地を流れる小川の中を見てみると、石がごろごろ。実はこの石、コーヒー豆のカスと粘土を混ぜて焼いたもの。水をきれいにする力があるそうです。そして、この工場の一番の特徴は、工場の中で使う水の熱を交換するシステムなんです。



ここでは、飲み物を詰めるビンを殺菌するために水を温めたり、冷やしたりすることが多いんですが、この熱のやりとりから熱の無駄が出ないようにして出来るだけ新しいエネルギーを使わないようにしているんです。つまり、熱を循環させて、省エネルギーをしているわけなんです。



廃棄物をゼロにするゼロエミッションへ取り組み、資源を有効に使う取り組み、公園のようなきれいな工場、環境にやさしい活動が毎日続いているんですね。