今週は、追われる生き物たちをテーマにシリーズでお届けします。


甲羅の長さ1メートル、体重100キロ。日本最大の爬虫類、アカウミガメ。北太平洋で暮らすアカウミガメのほとんどが日本で卵を産むんです。徳島県蒲生田岬は、ウミガメの産卵地として名高い砂浜です。最高で781頭ものウミガメが産卵をしにきた浜も10年前から100頭を越すことはなくなりました。



ウミガメが減った原因は、民家や田畑を守るために防潮堤や波消しブロック。波が運んでくる砂が減り、ウミガメが卵を産む場が無くなってきたのです。まちの人たちは、一部のブロックを取り除く事を真剣に考えています。



静かに、そして力強く、親ガメが小さな命を産み落としていきます。新しい命が芽生えました。でも、親ガメになれるのは、およそ5000匹に1匹だそうです。


何万キロも旅を続けて20年後に日本に帰ってきたとき、安心して子孫を残せる砂浜が残っている事を信じて、子ガメたちは旅立っていくのです。