あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。


京都の祇園・花見小路。甲部歌舞練習場やお座敷であでやかな舞を披露する芸妓さんや舞妓さんたちといえば着物です。
「派手になった着物は、後輩の子に譲ったり、お稽古着にしたり、最後に着物が切れなくなったら、その着物の生地でいろんなものに作り変えて使っています。」と小鈴さん。



こちらは彼女を預かる置屋さん「廣島屋」さん。小鈴さんの案内で通された部屋は、芸妓さんや舞妓さんたちの控えるお部屋です。
「このおこたがけは、舞妓のときに着せてらっていたお襦袢です。この座布団も舞妓の時の着物です。リサイクル加工して使っています。」



『もったいない』という心が何百年も昔から今に受け継がれています。彼女たちにとってはエコロジーというよりも当たり前なんですね。



そんな彼女たちの古くなった着物を袋ものに再加工する工房として老舗の小森袋物店があります。
「普通のことをしていただけですが、なんか今はリサイクルといって不思議な感じがします。」と主人の小森重獅ウん。



京都の人に受け継がれる着物のこころ。いつまでも大切にしたいですね。