春になるとレンゲの花でいっぱいになるという自然豊かな岡山県鏡野町。この町で養蜂を続けている会社があります。蜜蜂は自然そのもの。自然が少なくなった今でも、養蜂だけは昔と変わらない仕事なんです。


「養蜂の仕事といのは、自然と調和してやっていかなければいけない仕事です。そういった意味で自然環境に負荷のかからないようなそういう自然のエネルギー、風力発電というものを作り上げた・・・そういうことなんです。」と山田養蜂場の藤善博人さん。


そこで、この町にできたのが蜂の巣型の風力発電機装置の強度と効率を計算したら、六角形になりました。普通の風力発電は、プロペラが大きく、風を切る音がとても大きいのですが、この装置は小型の風車を組み合わせることで音を小さくし、しかも大きな電力が作れるようになっているんですよ。

「この風車はですね、なかよし風車という名前をつけさせていただきました。これは人と自然とが、また人と人とがですね、これから長く仲良く暮らしていっていただきたい、そういうシンボル的な意味を込めさせていただきました。」

蜜蜂の里にできた蜂の巣型風力発電。風を受けながら、エネルギーや自然の大切さを伝えてくれているように思います。