ずらりと並んだ太陽光パネル。実はここ、私たちの飲み水を作るところ、浄水場なんです。
去年の10月に水を送り始めたばかりの京都市西京区乙訓浄水場です。
この地域は、昔から地下水がたくさん利用されていましたが、地下水に頼りすぎたために最近では、地盤沈下などの問題が出てきたそうです。そこで、川の水の利用も増やすために作られたのがこの浄水場なんです。


太陽光パネルは、薬品沈殿池という水槽を屋根の様に覆っているんですよ。
福山明さん「乙訓浄水場の太陽光発電システムは、最大30キロワットの発電をすることがでます。併せて太陽光の発電パネルによって、池を遮光することが藻の発生を抑制につながり、通常藻の殺菌のために投入する塩素の使用量の2、3割を削減することを期待しています。」


そして、この太陽光パネルで作られた電気は、この浄水場の電力の一部として使われているんです。

こんな風に毎日の発電量が一目でわかる仕組みにもなっています。発電量はわずかですが、それでも1年間に二酸化炭素の発生を5トンも減らすことに繋がるんだそうです。

水をキレイにしながら発電。どんな効果を発揮するか楽しみですね。