「私、集合住宅の5階に住んでいるんですけれども、生ゴミをほとんど出さずに生活しているんですよ。」と大阪府高槻市にお住まいの植月千砂さん。大学で英語を教えるかたわら、パーマカルチャーに取り組んでいます。
ところで、パーマカルチャーって何ですか?


「「パーマカルチャーって単純に言えば、永続可能な暮らしのシステムづくりなんですけど、その一つが人にも環境にもやさしい菜園づくりなんです。」
こちらがそのパーマカルチャーの考え方を取り入れて作ったベランダ菜園。すてきですね。


実はこの植物はすべて、生ゴミからできた堆肥で育っているんです。植月さんの台所から出る生ゴミはこのコンポストで堆肥になっているんですよ。



その時に大切な役割を果たしているのがこのたくさんのミミズなんです。「ミミズっていうとうぁーイヤだっていう人も多いんだけど、実はミミズが生ゴミを食べて出す糞が、植物の成長にとって必要な栄養物質が濃縮されているんです。」
コンポストの下からは、液肥といって、液体になった堆肥がとれます。これもミミズのおかげ。


堆肥で育った作物がこんなにたくさん。ほとんどが毎日の料理に使われるんですよ。なるほど養分というエネルギーが循環していますね。「生ゴミを出さずに暮らせるってすごく気持ちいいですね。もし堆肥が余ったら地域ぐるみで使い方を相談して活用すればいいなあと思います。」という植月さん。
みなさんのおうちでもやってみませんか。