マンションでガーデニングを楽しむ植月千砂さん。とてもたくさんの植物ですが、いったい何種類ぐらいあるんでしょうか。
「この家には百種類ぐらいの植物が育っていますけどうち40種類ぐらいは食べられるんです。」すごいですね。ちょっと拝見しましょう。


「ここダイニングキッチンのガラス戸をちょっと開けたところに、20種類ぐらいの食べられるものがあります。ここは毎日いただくようなサラダ菜類ですとか、お茶用のハーブ、それからサラダ用の野菜、味噌汁用の三つ葉とかセリとかねぎ、そしてイチゴのハンキングが5つぐらいかかっています。そして、私たち以外にも多くの生き物がこのガーデンを気に入って食べてるんですよ。」



いろいろな生き物がこの庭の植物を食べているんですね。でも、それだと作物は穴だらけになりますね。
「はい、少しはなるんですけど、害虫を食べてくれる生き物もたくさんいるんです。たとえばてんとう虫がアブラムシを食べてくれるし、くもたちは餌がいっぱいあるので住み着いて離れません。すずめも常連客で庭のものを食べに来るんですよ。」


楽しそうですね。生き物が虫を食べ、植物が育つのを助けたりと、生き物どうしの自然な関係が活用できているんですね。「最近では、このガーデンの所有者が誰なのかわからなくなることがあります。私のものなんだけど他の多くの生き物のものでもあるんですね。ちょっと不便なこともあるけど、こういう有り方っていいなぁて思います。」


町の中でも、自然とのつながりを大切にする暮らしがここにはあるんです。