みなさん、これは何だと思いますか?
実は、彫刻作品なんです。この作品が何を表現しているかというと・・・


たくさんの空き缶は、環境破壊の象徴。そこから、全部で108匹のアリが生き物の世界に向かって行進しています。アリが行き着こうとする先には腐葉土と木があり、これが生き物の世界の象徴なんだそうです。



この作品を制作したのは、彫刻家の深田充夫さんです。「地球環境と生命の関わりを表現しようとしました。アリはどこにでもいる身近な動物なんで、みなさんの身近なところで何か表現できたらいいかなというところから発想しているんですけれども。」アリの中には環境破壊の犠牲になったものや環境を守るもの、環境を破壊するものもいます。とっても象徴的ですね。


この他にも深田さんの作品には、自然の営みを暗示したものがたくさんあるんです。
「5年前に子どもが生まれたんですけれども、か弱い子どもがこれから育っていく上で、回りの地球環境問題をすごく考えるようになったんですが、何とか彫刻でそういういろんな人たちに地球の危機感みたいなものを訴えられたらと思いました。」


地球環境と人間の関わりをテーマにした深田さんの作品作りはこれからも続きます。