2001/12/21

 21世紀最初の年もあとわずかになりました。みなさんにとってこの一年、良い年でしたでしょうか?
「ガラスの地球を救え」としては、どれだけ本気でキャンペーンを続けていくのか?朝日放送の姿勢を問いただされているような、試練の年だったような気もします。環境を考えることの難しさ、何より実行していくことの大変さを痛感する日々です。とはいえ今年、朝日放送のイベントのポスターやチラシに関しては、予算の許す限り、再生紙を使い、大豆インクで印刷することを決めました。さてそこで…

 環境に対する意識はずいぶん高まってきていますが、実行を伴わせることはまだまだのようです。印刷に関して言うと、再生紙・大豆インクという組合せでも技術的には従来のものと遜色のない仕上がりが可能になってきていますが、需要の少ない分、コストは高いままなのです。印刷機で大豆インクと従来のインクを使い分ける場合、その度に内部を洗う必要があります。これもまたコストを上げる要因です。世間があたりまえに環境モードに入れば、一気に変わることですが、「そうは問屋がおろさない」のも現実。

 「再生紙を使用してます」「環境にやさしい大豆インクを使用してます」という表記を目にすることあるでしょう。あれって、わざとらしくて嫌だったのですが、啓発・PRという面では必要なことかもしれない、と最近は考え方が変わってきました。ひとりでも多くの人に知ってもらって、輪を広げていくためにも必要なことかもしれない…来年3月発行予定の「EARTH breeze」も今まで通りもちろん再生紙・大豆インクで印刷します。

ちょっと生真面目な「事務局だより」でした。
では皆さん、良いお年をお迎えください!