グリーン・コンシューマー

今回は、最近広まりつつあるグリーン・コンシューマー、
「みどりの消費者」についてお送りします。
「みどりの消費者」というのは、私達が買い物の力で企業や社会を
地球にやさしい体質に変えていこうという運動のことです。
要するに「買い物上手」になりましょう、ということなんです。
日頃、環境によいことを心がけましょうと言っても、
いったい何から始めたらいいかわからない方が
たくさんいらっしゃるかと思います。

そこで、この「みどりの消費者」グリーン・コンシューマーの運動
というのは、具体的に私たちがすることはたったひとつ。
"毎日の買い物の時、環境にやさしい買い物を心がける。"
これだけです。
これだけのことですが、
消費者の中で「環境を考えた買い物をしたい。
そういう売り方をしているお店を選びたい。」という動きが出てくれば、企業側も経営上、環境対策に取り組まざるをえなくなる。
こうして結果的に社会全体を大きく動かすことができるというわけです。

では、具体的にどうしたらいいのか?
「グリーン・コンシューマー10の原則」をご紹介しましょう。

1.必要なものだけを買う
2.ゴミは買わない、容器は再利用できるものを選ぶ
3.使い捨ての商品は避け、長くつかえるものを選ぶ
4.使う段階で環境への影響が少ないものを選ぶ
5.作るときに環境を汚さず、作る人の健康をそこなわないものを選ぶ
6.自分や家庭の健康や安全をそこなわないものを選ぶ
7.使った後、リサイクルできるものを選ぶ
8.再生品を選ぶ
9.生産・流通・消費・廃棄の各段階で、
   資源やエネルギーを浪費しないものを選ぶ
10.環境対策に積極的なお店やメーカーを選ぶ
☆1988年イギリス ザ・グリーンコンシューマーガイドより。
どれも当たり前のことを言っているだけです。
でも、その当たり前が今、私たちに求められているのではないでしょうか。
とにかく、まず
■ゴミになるものは極力買わない。
■再利用、リサイクルできる物を選ぶようにする。
この二つを頭の隅に入れて買い物をするようにしませんか。
きっと経済的にも地球にもやさしい生活を目指すことができる
のではないでしょうか。


暮らしの知恵袋 テーマ一覧