地 球 の 危 機
今回は、エコロジーにまだ実感がない方に耳を傾けていただきましょう。



 実はこの秋、環境保護団体の世界自然保護基金が、世界各地での地球温暖化による影響、いわゆる気候の現状という報告書をまとめました。
 それによると日本では、このままのペースで温暖化が進んでいくと熱波による死者が増え、西日本ではマラリヤが広がるだろうと予想されています。
 報告書は、現に起こっている現象として、ヨーロッパアルプスや南米アンデスの氷河、アフリカ・ケニヤの万年氷の体積が減っていることをあげています。
 また欧米では、熱波による死者が増大。
 インドやジンバブエではペストが大発生しているなど、例をあげています。
 世の中のあちこちでじわーっと異変が起きているのです。


 日本では、国の天然記念物・オオワシの数が減って、生息地の北海道から姿を消そうとしています。
 さらにこのまま温暖化が進むとこれまで例年20人ぐらいだった熱中症による死者が600人ぐらいに増えてくるかもしれません。
 気温の上昇でマラリアを媒介する蚊が大量発生し、発生地域も広がるおそれがあります。
 現在マラリアの北限は、石垣島・宮古島といわれていますが、西日本にまで北上して広まる可能性があるのです。
 つまり大阪でもマラリアが広がるかもしれません。


 世界自然保護基金は、世界中で日本と同じような生活を始めたら地球が3つあっても足りないと言ってます。
 真剣に地球を大切に!ということを考えなければなりません。
 本当にじわじわと崩れつつあるんですよ。
 自分の住んでいる地盤がもろくなってきてるんですよ。
 そういう危機感を持たないといけないのです。


 私ひとりくらい大丈夫と思っていると、積み重なっていって大変な状況になってきます。
 地球単位で物事を考えなければこの地球は助からないのです。
 地球は意識体とも言われています。
 その地球が「私の体が蝕まれている」となるといろんな異変が起こってくるのではないでしょうか?
 それを蝕んでいるのが人間だとしたら……
 ぞっとするでしょう?反省しなければいけないでしょうか?


この話を聞いて本当に今、地球がここまでの状況だと知って愕然としました。
でも、一人一人が気を付ければきっと地球を救えることができるのではないでしょうか。
今からでも遅くありません。少しずつでも始めていきましょう。


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