2014年5月29日(木)

関西発！観覧車物語～世界を唸らせた男たち～

世界的に珍しい観覧車が数多く存在する関西。なかでも、大阪キタには観覧車とビルが一体化した世界初の「ビルトイン観覧車」が、大阪の天保山には世界で初めて１１０メートルの壁を越え、一時期は世界最大の称号を手にした「天保山大観覧車」、そして、大阪ミナミには、ゴンドラを壁面に沿って回転させる世界初の楕円形観覧車「えびすタワー」がある。世界中を見渡しても、関西ほど特徴的な観覧車が集まる場所はない。しかも、日本では１９０７年に東京・上野で開催された博覧会で初めて登場したといわれていた観覧車が、実は、１９０６年に大阪・天王寺で開かれた博覧会で登場していたことも発覚。日本初の観覧車は大阪・天王寺で誕生していたのだ。それをスクープした人物が、観覧車研究家の福井優子先生。世界中の観覧車の歴史や動向を研究しており、ニュースレター「観覧車通信」の東京支局長でもある。今回は、福井先生が関西人と観覧車の物語を紹介する。

世界初の大型観覧車が産声を上げたのは、１８９３年に開催されたシカゴ万博。高さは８０．５メートルだった。それは、４年前のパリ万博に登場したエッフェル塔に対抗しようと、アメリカが考え出したものであり、世界中の人々は大観覧車に心を奪われる。以来、国の技術力と経済力を世界に示す鏡となった巨大観覧車。各国が争うように建設を始めるなか、１９００年にフランスが総力を挙げ、高さ１００メートルの巨大観覧車「グラン・ルー」を完成させる。以降、これを超える観覧車の登場には、およそ９０年もの歳月を要した。というのも、巨大観覧車建設を阻む大きな壁があったのだ。その壁を打破したのが、ともに大阪に本社を置く２つの会社。どちらが先に１００メートルを超える観覧車を建てることができるのか！？２つの会社による世界最大の観覧車バトルが展開！現在も世界を舞台に続く記録更新の熾烈な争いにはスタジオの一同も驚きの声を上げる！

人にはそれぞれ思い出の観覧車があるが、地元のランドマークとなり、多くの人々に愛された観覧車のひとつに、滋賀県の琵琶湖タワーにあった「イーゴス１０８」がある。そして、この「イーゴス１０８」を心から愛したのが、琵琶湖タワーの社長だった。１９９０年、経営不振だった琵琶湖タワーの起死回生策として巨大観覧車の建設に乗り出した社長。「これでアカンかったら観覧車と心中や」という思いだったが、「イーゴス１０８」は大人気となり、琵琶湖タワーも復活する。しかし、時代の波は容赦なく押し寄せる・・・。そんな「イーゴス１０８」を「我が子同然」と語る社長と観覧車の心温まる物語を紹介する。

また、関西にある観覧車のなかから、福井先生がおススメする観覧車を紹介。小さいながらも味のある観覧車コレクションに一同もほっこり和む。

「ハテナの自由研究」は、ブラックマヨネーズの新企画「～美人なのに引かれません？～なのに美人」。美人なのに残念な部分のある女性は、美人だから許されるのか？それとも、美人でも引かれるのか？その境界線を検証する。今回は「料理がひどすぎる美人」「部屋がきたなすぎる美人」「霊の話をしすぎる美人」が登場。審査するチーム吉田の全員が引いた美人とは！？