ビフォー:現場検証 この物件が抱える問題とは…

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今回の物件は、兵庫県神戸市のS家。3年前に結婚して子供が生まれたばかりのSさん夫婦は、かつて妻が住んでいた一軒家を引き継ぐことを決めた。しかし家には問題が山積み。元々、妻の祖父母が住んでいたという家は、55年前、祖父母が中古で買い、すでに築80年。祖父母はこの世を去っており、今は空き家となっている。家の中は5年前、祖父が施設に入って以来、ずっと手付かずのまま放置されていた。家の中は荒れ果て、中庭も雑草が生い茂っている。しかも、この家はこのまま放っておけない重大な問題を抱えていた。25年前、阪神大震災を経験した家。鴨居の水平を測ってみると、北側の柱がなんと4センチも沈み、家が傾いてしまっている。この家、元々は平屋で二階は50年前に増築…。家が傾いたのは増築した二階の重みのせいではないかという。他にも、風呂場に脱衣所がない点や、洗濯機が物置に置かれている点、昼間でも日が当たらず暗く寒い部屋が多い点、低すぎる梁(はり)、暗くてせまいトイレなど、子育てをしていく環境としては心配なことがあちこちに。使い勝手の悪い水回りや寒さに暗さ、そして構造面の不安など、難問山積みで頭を抱えるSさん夫婦。祖父母の思い出が残るこの家を生まれたばかりの娘と親子三人、安心して暮らせる家にしたい。
そんな夫婦の切実な願いを聞き、現場に駆け付けたのは、お馴染み尼神インターの渚親方。<ビフォーアフター工務店>の子弟コンビとして、元大工の渚親方を師匠と仰ぐ、元配管工の格闘家・魔裟斗と何度も力を合わせ、リフォームに汗を流してきた。しかし、今回はいつになく弱気な渚親方。実は魔裟斗のスケジュールが合わず、初めて一人での参加となったのだ。不安たっぷりの渚親方の前に現れたのは、神戸の隣、明石市が拠点のリフォームの匠、平川徹。古民家の再生リフォームを得意とする匠はこれまで番組でも四軒の古民家を大改造してきた(2012年11月4日OA「屋根が腐った家」他)。古き良き趣と、現代的な機能を調和し、時代に置き去りにされた家に、新たな息吹を吹き込む彼を、人は「時空間のコンダクター」と呼ぶ。

アフター:問題解決!家族の幸せを願った「匠」のアイデア

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    この問題を抱えた物件に立ち上がった「匠」

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    ~時空間のコンダクター~
    平川 徹

    アトリエCINQ建築研究所 代表 / 一級建築士

    写真:匠

    建具や家具を再利用し、過去の趣と現代の機能を見事に調和させる。
    以前、「大改造!!劇的ビフォーアフター」で手がけた青森の古民家再生は、日本建築協会の優秀建築に選ばれている。

    今回お手伝いいただいた工務店の皆さん

    今回お手伝いいただいた工務店の皆さん

    (株)赤鹿建設

    兵庫県姫路市

    写真:工務店  
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