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2011年4月3日放送

バケツのお風呂に入る家 -完結編-

この家が抱える問題

  • ■雨漏りが酷く、漏るというよりは降り注ぐといった状態。このままでは、せっかくリフォームした浴室とキッチンを痛めてしまう
  • ■老朽化し色褪せたセメント瓦が雨を通してしまう。さらに、屋根の軒に本来あるはずの雨樋は、壊れて無くなっている
  • ■窓の軒先や、トタンの壁は、触っただけで枯れた木の葉のようにパリパリと剥がれるほど錆び付いている
  • ■別府湾から流れてくる潮風によって、海側に面した壁は他の箇所よりも錆びが酷い
  • ■雨が降ると、坂道から玄関に水が流れこみ、水たまりが出来てしまう
  • 写真:サムネイル
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この家、実はこの人の実家なんです!

写真:依頼主の顔写真

Wエンジン えとう窓口

過去の浴室・キッチンのリフォームの放送を観た大家さんから、せっかく綺麗になった屋内が雨漏りで台無しになるのは可哀想と、屋根などのリフォーム費を出していただけることになりました。僕たちWエンジンの2人からも予算を出すので、低予算リフォーム最終章として引き受けてもらえないでしょうか…?
 

リフォーム相談に乗ってくれたのは、この「匠」

写真:「匠」の顔写真

モダニズムの継承者 柴田達志

自分に出来ることだったら、とにかくやります。また3人で一緒に頑張りましょう。

現場検証 問題解決のために必要なリフォームは…?

リフォーム後の暮らしはいかが?

画像:バケツのお風呂に入る家

浴室、キッチンと2回のリフォームを経て、快適になった住まい。えとう窓口さんのお母さんに最近の暮らしぶりを聞いてみたところ、隙間風も無くなって暖かく冬を越せたと、ご満悦の様子です。壁に写真も飾り、すっかりリフォーム後の暮らしにも馴染んだようです。

画像:バケツのお風呂に入る家

部屋を見渡すと、荷物が増えていました。大きさを変えることができるテーブルの上にも、沢山の物がおかれています。その中には前回のリフォームでスタッフが置いていった観葉植物も。大事に育ててくれているそうです。ただ、足下のカーペットが邪魔をしてテーブルの天板が広げなくなっていたので、チャンカワイさん、ガックリ…

画像:バケツのお風呂に入る家

キッチンの横の壁に造りつけられた収納棚は、グラスやカップで一杯に。そして、お母さんにとって欠かせないアイテム『ガムテープ』が数を増やして棚の一部を占拠していました。「リフォームで隙間風が入るところも無いはずなのに、何故数が増えているの?」チャンカワイさんが疑問に思います。その理由は…

雨が降る家

画像:バケツのお風呂に入る家

それは『雨漏り』。梅雨や台風のシーズンになると、雨漏りがするとのこと。しかも酷いときには、室内なのに『雨降り』の状態になる、とお母さん。老朽化したセメント瓦の隙間から雨水が滲み込むのが原因。「浴室やキッチンより、それを一番に直さないと!」チャンカワイさんの声が大きくなりました。でも、お母さんには余裕の笑みが。

画像:バケツのお風呂に入る家

実は、これまでのリフォームをテレビで観てくれていた大家さんが、費用を出すからと、屋根のリフォームを奨めてくれていたのでした。それではと、傷んだ外観のリフォームを決行する気になったWエンジンの二人が、家の周りを見て現場検証をおこなうことに。

画像:バケツのお風呂に入る家

すっかり錆びついたトタンの壁に目を奪われ、気が回らなかった屋根に注視する2人ですが、やはり壁の錆び具合が気になる様子。触れるだけでむしり取れる枯葉のようになった壁に驚き、海側に面した壁の酷さを見て潮風の影響に更に驚いた2人は、あの「匠」の元へと向かうのでした。

「匠」の家

画像:バケツのお風呂に入る家

外観を黒色で彩っている「匠」の家に到着した2人を待っていたのは、過去2回のリフォームを担当してくれた「匠」の柴田達志さん。いつもの笑顔でWエンジンを迎え入れると、竹のトンネルが美しい通りに面した壁を指差し、「ウチも同じ波板のトタンで出来た壁なんですよ」と。驚くWエンジンの2人。そしてトタンという素材に自信を持つのでした。

画像:バケツのお風呂に入る家

お洒落な庭を抜け、リビングに通されると、えとう窓口さんがあることに気づきました。「僕の実家と同じで壁の色は白なんですね!」それについて「匠」は、基本的な考え方は同じですよ、と答えてくれました。自分の実家は「匠」の家をスケールダウンしたものなんだ!とテンションが上がる えとう窓口さんです。

画像:バケツのお風呂に入る家

「匠」に奥さんと息子さんを紹介してもらった2人は、離れになっている「匠」の“隠れ家”とも言える趣味の部屋へと案内されました。そこで えとう窓口さんが今回のリフォーム依頼を切り出すと、「匠」は「一緒に頑張りましょう」と二つ返事で引き受けてくれたのでした。

掛け替えのない宝物

画像:バケツのお風呂に入る家

「匠」とWエンジンの2人、さらに、えとう窓口さんの弟さんや友人たちによってリフォームは無事完了。暗い印象を拭えなかった外観は、外壁を一新したことで大変身!庭の木々も剪定してスッキリしました。

画像:バケツのお風呂に入る家

新しい玄関前は、お母さんが大切に育てている花々で彩り鮮やかに。そんなお母さんへ「匠」からのプレゼント。ひさしから鎖樋を伝った雨水が、大きな鉢へ溜まる仕組みが。花の水やりに便利な上、水道代も節約できます。鉢の隣には、チャンカワイさんが廃材で作った『W』の文字が目を惹く特製ベンチが。

画像:バケツのお風呂に入る家

そんな花に囲まれた玄関アプローチには、もう使わなくなった屋根瓦をドミノのように並べ埋め込み高くし、雨水で水たまりが出来るのを防ぎました。その瓦は滑り止めにもなります。玄関の右手、西側の壁際には、プランターが並べて置ける家庭菜園コーナーを設けました。以前、お母さんから「家庭菜園をやりたい」と聞いていた「匠」が、その願いを叶えたのです。

画像:バケツのお風呂に入る家

問題の屋根は、元々のセメント瓦の色と同じエンジ色のガルバリウム製に生まれ変わりました。重さも軽く、耐久性の高い素材を波形に成形したことで通気性や断熱性にも優れた効果を発揮。防水シートを使うなど、雨の入り込む余地を徹底的に封じたので、去年の2度のリフォームできれいにした室内を雨で濡らしてしまう心配はもうありません。

画像:バケツのお風呂に入る家

家の南側には、リフォーム工事の際に足場に使っていたパイプを安く譲り受け、再利用して作った日当たりの良いテラスが完成。テラスの下には、砕いた古い瓦を敷きました。踏むと音がするので防犯対策になります。

画像:バケツのお風呂に入る家

家の東側も印象が一変。「匠」の自宅でも採用している耐久性に優れたガルバリウムの波板と、杉板で覆われました。こうして去年の夏から3回に渡った親孝行リフォームの全てが終了。海を望む小高い丘の上に建つ、この小さな家は、お金では決して買うことが出来ない、家族と手伝ってくれたみんなの想いが詰まった掛け替えのない宝物になることでしょう。

今回お手伝いいただいた工務店の皆さん
写真:工務店の皆さん
福岡県古賀市 H.P.感 空間
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