今回のロケ地は、「難攻不落の城」の異名を持つ小田原城を筆頭に、歴史にゆかりのあるスポットが点在している城下町、神奈川県・小田原。3年連続で過去最高の観光客数を更新した人気の観光地だ。かまぼこ発祥の地ということで、華大は「かまぼこ通り」から街ブラロケをスタートするが、通りに観光客が見当たらない!この日は快晴で、最高気温は33度。大吉が「暑すぎるのよ……。ちょっと危険な暑さ」と弱音を吐くほどの真夏日だ。
江戸から明治期の賑わいを再現した通りには、12軒のかまぼこ店が軒を連ねている。歩き始めると、華丸が「かまぼこは本当に難しいよ。かまぼこは、かまぼこやから」と早くも微妙な問題発言をし、大吉が「今からかまぼこ通りで、いろんなお店に行く前になんなん?」と苦笑い。
最初に目に入ったかまぼこ店は「すぎせい」さん。華丸が「くわ!」と反応し、大吉が「どうしたん(笑)」と尋ねると、華丸が指差ししたその先には、「ビールセット 冷たいビールとアツアツさつま揚げ ¥620-」の貼り紙が……!素通りできず、店に吸い込まれた2人はもちろんビールセットをオーダー。軒先に座り、揚げたて熱々のさつま揚げ(2枚)をビールと一緒にいただいた。ちなみにロケ開始から入店&購入の所要時間はわずか10分。過去最短記録を打ち出した。
かまぼこ通りから徒歩2分の場所にある小さなトンネルは、正方形の出口が額縁のようにその先の海を切り取っている、人気の映えスポットだ。トンネルを抜けると、そこは一面の海!この隠れた絶景スポット「御幸の浜」で潮風をひととき浴びて、リフレッシュしたようだ。
地元の人と観光客で賑わう商店街「お堀端通り」に移動し、本腰を入れて丼麺探しを開始した。この暑さでも、通りのお店を一通りチェックするスタイルを崩さない。「小田原といえばやっぱ海鮮丼とか。麺は蕎麦かな」(大吉)、「さすがにこの俺でも今日は冷たい麺よね」(華丸)という会話の流れで、大吉が「冷やし中華があんま好きじゃない」と告白する。「私だけでしょうか〜」と、第1回「R-1グランプリ」チャンピオンのだいたひかるのネタをオマージュしながら説明した、大吉が冷やし中華が苦手な理由とは。アジフライの巨大な看板が目に入ると、今度は華丸が「俺は実はアジフライはそげんでもない」と告白した。
小田原は海鮮丼が選び放題だからこそ、2人は決めあぐねているようだ。「海鮮とやりあうくらいの何かと出会いたい。そう来たか!その手があったか!みたいな」と言う華丸に、大吉が「ライバルがほしいんやろ」と共感する。「『よかったよ1時間あって』って言いたいね」という華丸の言葉から、丼麺選びに妥協しない姿勢が伝わってきた。
小田原駅前に移動して「おいしいもの横丁」へ。「あ!!!!」と激しく反応したのは、蕎麦でも冷やし中華でもない新規の麺。「どうする?」「決めちゃう?」と入店を即決した華大が、迷いに迷ってオーダーした小田原でしか食べられない麺料理とは。
麺をクリアした2人に課された次なるミッションは丼探しだ。街を歩きながら2人の脳裏に蘇ったのは、アジフライの巨大な看板と、極太エビフライのサンプルメニューが、強烈なインパクトを放っていた海鮮のお店だ。「お待ちしてます」と送り出してくれた店員さんが「お待ちしておりました」と出迎えてくれたので、華大はそのまま流れるように店内へ。大吉はアジフライとエビフライを食べたいが、丼メニューではない。華丸の胃には海鮮丼を食べるスペースがない。この問題を反則スレスレ技でクリアした華大の共同作業にご注目ください!