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第21話「最終章~仕事人狩り!」 おさらい

大老暗殺計画をめぐって小五郎の師匠が動き出す!
そんな矢先、江戸の街にニセの仕事人が出現!
謎の商売敵に仕事人たちも浮き足立つが!?

脚本:寺田敏雄  監督:石原興

小五郎(東山紀之)の前に、かつての剣の師匠・雨宮騏一郎(勝野洋)が現われる。今では江戸城に仕える身となった雨宮が、お忍びで小五郎を訪ねたのにはわけがあった。老中加納実守(杉本哲太)の一派が、大老松坂忠宗(神山繁)暗殺を企てていることを知った雨宮は、松坂の命により秘密裏に加納を粛清するために仕事人を雇いたいと考え、奉行所に勤める小五郎に仕事人に関する情報を聞きに来たのだった。だが、小五郎は知らないふりをする。気苦労の絶えない任に臨む夫を前に、妻のきよ(若村麻由美)も心配そうな様子だ。

その頃、江戸では鬼の面を被った謎の人物による殺しが相次いで発生する。殺しの現場には、なんと「仕事人参上」の筆書きが残されていた。仕事人の噂に、街は騒然となる。小五郎や中村主水(藤田まこと)涼次(松岡昌宏)匳(田中聖)お菊(和久井映見)たちも、ニセ仕事人という商売敵の出現に浮き足立つ。

一方、雨宮は鬼面の仕事人の居場所を突き止め、仕事を依頼した。だが、その直後、暗殺計画を探っていることが加納の一派にばれてしまい、加納に大老暗殺の濡れ衣を着せようとした罪で切腹を申し渡される。介錯人として呼ばれた小五郎は、辛い気持ちを押し殺して太刀を振り下ろしたのだった。

自分の命が仕事人に狙われていると知った加納は、仕事人狩りを始める。仕事人を密告した者には賞金を出すことを決め、街中に札を立てたのだ。無実の人々が次々と引っ立てられ、加納の家臣・杉浦又兵衛(宮川一朗太)によって厳しい拷問を加えられていくのを見て、小五郎は怒りを抑えられない。

きよからの頼みを受けた小五郎は、加納一派を仕事にかけようとする。中村主水も涼次も乗り気ではないが、小五郎の熱意に負けて、仕事を引き受けることを決めた。まず、お菊が匳をおとりに加納邸に潜入した。匳は加納の家臣・日村早雲(鷲生功)を仕留め、中村主水も杉浦の腹に脇差を突き立てた。地下牢の鍵を奪ったお菊は次々と捕らわれた人々を解放していく。さらに、涼次が加納を仕事にかけようとした矢先、加納邸に鬼面のニセ仕事人たちが押し入ってきた!一方、小五郎は加納の部下の剣豪・伊能玄十郎(國本鍾建)と対決。苦闘の末、なんとか伊能を倒した。大混乱の中、お菊を逃がそうとした涼次は加納によって捕らえられてしまう! 果たして涼次の運命は!(最終話に続く)