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たけしの健康エンターテイメント! みんなの家庭の医学 毎週火曜よる8時

ある臓器を上手に使うと血糖値をコントロールできるスペシャル

番組放送日:2011年12月06日

新事実!ある臓器を上手に使うと血糖値をコントロールできる!

ある臓器とは?簡単血糖値コントロール法とは?名医が詳しく解説!! 

GI値が高いごはんを食べても血糖値が上がりにくくなる3つの方法!

ご飯の時、ある事をするだけで血糖値を抑えられる超簡単!血糖値コントロール法とは!? 

 

新事実!ある臓器を上手に使うと血糖値をコントロールできる!

ある臓器とは?簡単血糖値コントロール法とは?名医が詳しく解説!!


クリスマスや忘年会など、大忙しなこの時期に気になるのは「食べ過ぎによる体重の増加」。これを繰り返していると、血管の中では血液中に余った糖分が溢れかえりドロドロの状態に。実におよそ1320万人、日本人の10人に1人は血糖値に異常をきたしている糖尿病予備軍とも言われています。そうならないためには何が大切なのでしょうか?

  

【重要キーワード①:新事実!ある臓器を上手に使うと血糖値をコントロールできる】


ある臓器を使うとは一体?

血糖値は誰でも食べ物を食べれば自然に上がっていきます。そんな食事の時、私達の身体の中の「ある臓器」を上手く使えば、血糖値の上昇を緩やかにする事が出来るというのです!しかも、同じものを食べても上がり方を緩やかに出来る事が最近の研究で分かってきたのです。今、注目を集めている血糖値の上がり方を抑える方法とは、簡単に「ある臓器」を利用して血糖値をコントロールする方法


一体その「臓器」とは?簡単で上手な使い方とは?
血糖値は気になるものの、食べることを控えられないというお二人の食事を観察。食前の血糖値を測り、普段の血糖値の上がり方と、ある方法で血糖値をコントロールした時の上がり方を比較しました。


※今回は、血糖値の上昇を見る目安として、血糖値が上がり始めてからの15分間に着目。食前の血糖値と比べて15分間で30以上上がれば身体に負担のかかる急激な上昇それ以下で止まれば身体に負担の少ない緩やかな上昇と判断します。

 

Iさん(51歳・男性) 血糖値は気になるが、食べたい物を食べてしまう。


<普段の食事>

 
朝食
メニュー:トースト3枚、サラダ3品、他
食べ始めてから血糖値はどんどん上がり、結果、35まで上昇

 

 
昼食
メニュー:栗とギンナンのおこわ、けんちん汁、
      春巻き、アジ料理2品
血糖値はみるみる上昇し、結果、39まで上昇


Yさん(42歳・男性) 多少、血糖値の事は気にしている。 

<普段の食事>
 
朝食・昼食

メニュー
(朝)ホットドック、
       コーヒー
(昼)焼きそば、
       ワカメスープ

朝昼ともに15分で30をオーバー。
血糖値が上がりにくく見えた2つのメニューですが、朝食が30、昼食は41上昇していました。


普通に食べているつもりでも、血糖値を急激に上げていたお二人。

そこで、お二人には簡単血糖値コントロール法で夕食を食べていただくことに。


すると…

 

<簡単血糖値コントロール法を使った夕食>

 

Iさん 

メニュー:牛肉たっぷりすき焼き風肉じゃが、ポテトサラダ、他
血糖値の上がり方は緩やか。15分後の血糖値は、なんと8でストップ。

 

Yさん 

メニュー:豚バラ肉のスペアリブ、ローストビーフ、ガーリックトースト、サラダ
血糖値の上がり方は緩やか。15分後の血糖値は、わずかに7上昇。

二人共、見事、血糖値をコントロールすることに成功!



【名医が解説!】ある臓器を利用した、簡単血糖値コントロール法とは?

 

 

千葉大学
医学部内科学 教授 横手幸太郎先生


血糖値をコントロールできる臓器とは…「小腸」です。小腸は、食べ物に含まれる主な栄養分を消化・吸収する大切な臓器です。口から1.5m、肛門から2mと身体の奥にある臓器のため胃カメラなども入れない「暗黒の臓器」と呼ばれていましたが、近年「カプセル内視鏡」などによって様々な働きが明らかになってきました。小腸の長さは約6mと人間の体内で最も長く、内壁を覆う細胞は3日に1回新しくなるほど代謝が良いのです。 

 

  小腸の内壁には消化・吸収を司る臓器ならではの特徴があります。その特徴とは「毛がびっしりと生えている」こと。食べ物の栄養を吸収する「絨毛(じゅうもう)」と呼ばれる毛は長さ約1ミリで小腸の中に数千万本あり、食べ物の栄養を吸収しています。



Q
:なぜ小腸を上手に使うと血糖値をコントロールできる?
A:糖分の吸収が小腸で行われているからです。

 

小腸を上手に使えている場合

食べ物は小腸に到達し、小腸で“糖分”の吸収が始まると血糖値は穏やかに上昇。これは、小腸から血液中にゆっくりと糖分が吸収されているため。小腸で吸収された糖分が血液中に入ると、膵臓からインスリンというホルモンが分泌されます。インスリンは血糖値を下げたり、糖分を脂肪や肝臓などに蓄え体内で活躍できるようにする働きがありますが、小腸を上手に使った吸収は、血糖値の上昇が穏やかでインスリンの分泌量を抑えることができるため、糖尿病を患うリスクが減り、結果的には長生きに繋がります。

 

小腸を上手に使えていない場合

食べ始めてから血糖値が急上昇。これは、食べ物が小腸に入った途端、糖分の吸収が急激に始まっているため。急激な血糖値の上昇は身体に負担をかけます。糖分が大量に血液中に入ってくるとインスリンも大量に必要になりますし、毎度、急上昇を繰り返していると分泌している「膵臓」が疲れてインスリンの分泌が低下してしまいます。また、内臓に脂肪が溜まるとインスリンの効きが悪くなり、膵臓がより疲れてしまうので、血糖値が上がってしまい、糖尿病の危険性が高まるのです。


Q:小腸ですぐ吸収されない食べ物が良い?

A:そうです。食べ物には胃で消化が進み、小腸ですぐに吸収される物と、胃では消化があまり進まず小腸でゆっくり消化されて吸収される物があります。胃で消化される物は小腸に入ればすぐに吸収が始まりますが、小腸でも消化が続く物は徐々に吸収されるため、血糖値の上昇が緩やか。つまり「何を食べるか」で血糖値の上昇の仕方が決まるのです。




【重要キーワード②:小腸を上手に使えるかどうかは食べ物のGI値で決まる】

 

 

城西大学
薬学部薬学科 教授 金本郁男先生
GI値とは、食べ物に含まれる糖分の吸収のされやすさの目安を表す数値です。


小腸で最も吸収されやすいブドウ糖を100とした時に、GI値が70以上の食品を【高GI】55以下の食品を【低GI】と定めています。GI値が高い食品ほど小腸で糖分の吸収がすぐに起こり、血液中に糖分がたくさん入るため血糖値の急上昇を招きますが、GI値の低い食品は小腸で糖分がゆっくりと吸収されるため、血糖値の上昇は緩やかで、身体への負担が少なくて済むのです。

Q:ヘルシーな物はGI値が低い?
A:GI値はカロリーとは違うため、そうとは限りません。


<GI値の例>

GI値の高い食べ物 GI値の低い食べ物
食パン:93 玄米:55
うどん:88 そば:54
白米:81 ライ麦パン:50


糖分が豊富に含まれている食パン、白米、うどんなどの炭水化物はGI値が高いです。中でも精製された“白いもの”はGI値が高く、玄米やライ麦など炭水化物食でも精製があまりされていない“茶色いもの”はGI値が低めです。また、肉類は含まれる糖分の量が少ないため、GI値は低め。ですので、ある程度食べても良いのですが、食べ過ぎによるカロリーオーバーには注意が必要です。

横手先生:脳の神経細胞を動かすのは糖分ですので、人間の身体には“糖分”が不可欠。炭水化物を抜いた食事を続けると、糖尿病以外の病気になる可能性もありますので、上手に糖分を摂ることが大切です。 


【重要キーワード③:ごはんを食べても血糖値が上がりにくくなる3つの方法!】

GI値が高いごはんを食べても血糖値が上がりにくくなる3つの方法!

ご飯の時、ある事をするだけで血糖値を抑えられる超簡単!血糖値コントロール法とは!?


まず一つ目は…誰でも簡単に食事の際のちょっとした工夫で出来ることだといいます。

 

  用意したのは、ご飯一膳と…オクラ
オクラをご飯にのせて食べるだけだそう。


女性・男性のお二人にご協力頂き、実験することに。
お二人には、まずご飯だけを一膳食べて頂き、血糖値の変化を測定します。
今回は、食べ始めてから2時間後まで、血糖値の変化を見ていくことに。結果は…

<ご飯だけ一膳食べた場合>
男性:最初の30分は緩やかな上昇でしたが、90分後には70を超えるまで上昇。
女性:最初の15分は穏やかな上昇でしたが、90分後には100近くまで上昇。


<小口切りにしたオクラ4本(約50g)をご飯にのせて食べた場合>

 

 
男性
最初あまり違いは見られませんでしたが、その後、血糖値の上昇は抑えられ、結果的に全体の上昇を抑えることが出来ました。


 
女性
ご飯の時と比べてかなり低く抑えられていました。


なぜオクラと一緒に食べると血糖値の上昇は抑えられるのか?
秘密は…オクラに含まれる「食物繊維」実は、オクラに限らず他の野菜や果物など、食物繊維が豊富に含まれる食材であれば、血糖値の上昇を緩やかにしてくれます。


【名医が解説!】食物繊維が血糖値の上昇を抑えるメカニズムとは
糖分は、胃である程度消化されて吸収されやすい状態で小腸に届きます。 

 

  ご飯に含まれる糖分が小腸に入ってくると、すぐに絨毛で吸収されます。すぐ吸収されてしまうと血糖値の急上昇を招く恐れがあります


 

ご飯を食べる前に食物繊維を摂るか、ご飯と食物繊維を一緒に摂ると、食物繊維が糖分に絡みつきます。すると、小腸に入ってきてもすぐに吸収されません。

消化が進むと、糖分に絡んだ食物繊維が徐々にほどけたり、食物繊維の間から糖が抜け出したりして、ゆっくり吸収されるのです。

  

小腸以外のある臓器を上手に使って、小腸を有効に活用する2つの方法!

 
『小腸をさらに有効に使う方法①』食べる前に飲む!【コップ1杯の牛乳
男女二人の方にご協力いただきました。
まずは、ご飯一膳を食べて頂き、血糖値を測定。そして翌日、コップ1杯(約200cc)の牛乳を食事の前に飲んでからご飯を一膳食べていただくと… 

 

 
男性
なかなか上がらず、低く抑えられたまま。
ご飯一膳のみ食べた時と比較すると、かなり低く抑えられていました。

 

 
女性
最初の上がり方はご飯一膳食べた時とほぼ変わらないものの、30分を過ぎると血糖値が急降下。
全体を低く抑えることができました。


※コップ半分の牛乳を飲んだ場合…

 
男性

1杯飲んだ時と全く飲まない時のほぼ中間。

 

 
女性
1杯飲んだ時とほぼ変わらない数値に!


『小腸をさらに有効に使う方法②』食べる前にかける!【お酢
男女二人の方にご協力いただきました。
まずは、鶏の唐揚げに何もかけず、ご飯と一緒に食べてもらい、血糖値を計測。
続いて、鶏の唐揚げにお酢(20cc)をかけて食べて頂きました。すると結果は… 

 

 
女性
15分で20ほど上昇していた血糖値はなかなか上がらず、15分後からゆっくり上昇を開始。
その後も緩やかなカーブを描いたのです。

 

 
男性
何もかけていない時より随分低く抑えられていました。


「食べる前に飲む牛乳」と「食べる前にかけるお酢」は、どの臓器にどう働きかけていたのか?
その臓器とは…。胃を利用することで、血糖値の上昇が抑えられていたのです。

牛乳に含まれる脂肪や、お酢に含まれる酸が胃や腸に入ると、それが何らかのきっかけとなり、胃の動きがスローペースに。すると、食べ物を胃から小腸に送り出すスピードが遅くなるのではないかと考えられています。そうすると、食べ物は小腸に少しずつ届くため、糖分の吸収が緩やかになると考えられているのです。

毎日の食事にこの方法を生かせば、急激な血糖値の上昇に有効的です。ただし、低GIの食事というのは高カロリー・高タンパクになる場合もありますので、これらを控えなくてはいけない体質・病気の方は、主治医に相談してください。

小腸コントロールで血糖値が下がるワケ


「炭水化物は摂った方がいい?摂らない方がいい?」
「日本人に合う食事法とは?」といった疑問について
横手先生に詳しく教えて頂きます!

「GI値クイズ」

   

GI値を上手に活用すれば、血糖値の急激な上昇を抑えられます。
クイズに答えながら、メニュー選びのコツをマスターしましょう!


シチュエーション別!
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