トップページ > 過去の放送内容 > 衰えやすい4大機能を徹底検査!家庭でできる!身体年齢チェックスペシャル

2010年1月~2012年12月の放送内容です。2013年1月以降の番組情報はこちらから

たけしの健康エンターテイメント! みんなの家庭の医学 毎週火曜よる8時

衰えやすい4大機能を徹底検査!
家庭でできる!身体年齢チェックスペシャル

番組放送日:2012年02月28日

4大機能チェック① 身体を動かす機能

下半身の筋肉は上半身の3倍速く衰える!?果たして、その原因とは? 

4大機能チェック② 食べる機能

よくある誤嚥が積もりに積もると死に至るある病を発症させる可能性が!果たしてその病とは? 

4大機能チェック③ 脳の機能

脳の「大切な機能」が衰えているかも?果たして、脳が減るとどんなことになってしまうのか? 

4大機能チェック④ 見る機能

「すれ違う人の顔がみえない」「あるはずの信号がどこにもない」この奇怪な現象の原因とは? 

 

4大機能チェック① 身体を動かす機能

下半身の筋肉は上半身の3倍速く衰える!?果たして、その原因とは?

 

身体を動かすために必要不可欠である「筋肉」は、年とともに衰え、その量は、太腿では20代をピークに1年で1%ずつ減るとも。ところが近年、「筋肉の衰え」に関する新事実が明らかになったといいます。

 

重要キーワード① 下半身の筋肉は上半身の3倍速く衰える

 

 

これは、筋肉量の加齢変化を表したもの。


上半身の筋肉量:
20代から減少し、70代では約14%減。
下半身の筋肉量:上半身に比べ、急激にダウン。
             70代ではピーク時の40%も減少!
             約3倍も早く衰えています。


その結果、ちょっとした段差につまづき足を骨折。寝たきりになってしまうケースが後を絶ちません。


なぜ上半身の筋肉量に比べ、下半身の方が速く減ってしまうのか? 

 

 

身体を動かす機能のスペシャリスト
京都府立医科大学 医学部 看護学科
スポーツ健康科学講座 教授
木村みさか先生 に伺うと…


年をとるにつれ、上半身に比べて下半身の活動量が少なくなり、筋肉への刺激が少なくなるため
だといいます。



若い人と高齢者では、日常生活でどのくらい上半身と下半身の動きが違うのか?

 

 

生活習慣がほぼ同じだという
専業主婦のお2人にご協力頂きました。

上半身と下半身、それぞれ2ヶ所ずつに加速度センサーという測定器を付けて1日過ごして頂き、
1日の活動量を割出します。
さらに、歩数計で1日の歩数も記録しました。

 

一日の結果

 

お2人の過ごし方はほとんど同じ。


1日の活動量・歩数をみてみると…

藤田さん(仮名)
上半身の活動量:64万250
下半身の活動量:73万1680
歩数:5316歩

 
平間さん
上半身の活動量:64万5424
下半身の活動量:67万9348
歩数:5668歩

 

上半身の活動量はさほど変わらないものの、
下半身の活動量は藤田さんの方が多いという結果に!


歩いた時間も歩数も平間さんの方が多かったのに、なぜなのか?
先生に分析していただくと…先生は動作の違いに注目。

 

 

ポイント

ダイナミックな動き


料理や掃除の際、
藤田さんはひざをしっかり曲げているのに対し、
平間さんはひざを少ししか曲げず、腰を曲げていました。


しゃがんで立ち上がるのは、太ももに大きな負荷がかかる動き。腰を曲げる動きでは、足にほとんど負荷がかかりません。この動作の頻度が2人の下半身の活動量に大きな違いをもたらしていたといいます。

<2人がひざを曲げる動きをした回数>
藤田さん…39回/1日
平間さん…15回/1日     2倍以上、差があった!

 

 

さらに歩く時も、
藤田さんの方が大股で歩いていました。
歩幅の広さもダイナミックさの1つ。

ダイナミックな動きの違いが、
活動量の差となっていたのです。


【名医が解説!】加齢により衰える筋肉とは?筋肉を鍛える方法とは?
筋肉は細い繊維の束でできており、「速筋」と「遅筋」の2種類に分けられます。

 

速筋
瞬発力に関わる筋肉。
短距離走などでよく使われる。
 
遅筋
持久力に関わる筋肉。
マラソンなどでよく使われる。


年をとると先に「速筋」が衰え、とっさの素早い動きができないなど、敏捷性が落ちやすくなります。
速筋を日常生活の中で鍛えるには、ウォーキングに工夫を加えること。坂道や早足、階段等をウォーキングの途中に入れたり、リズムに合わせて身体を動かすのも効果的です。 

 

 

下半身の筋肉年齢がわかる!ステッピングテスト」


敏捷性のテストで下半身の衰え具合がわかります。

【準備】

 
(1) 

両足が床にぴったりと着き、
足の角度が90度になる位のイスに座ります。

 

 
(2)  足を挟むよう、30cmの間隔でラインをひきます。手はイスの横を掴み、上体を固定してください。

 

30cmの長さは標準的なラップの芯とほぼ同じ。ビニールテープ等でラインをひきましょう。


【やり方】


スタートと同時にテープの外に足を持っていき、すぐに元に戻す。
これを20秒間、全力で行い、何回できたかを数えます。


 

できた回数を、
木村先生が3万人以上を対象に調べた
各年代の平均値と比較し、
筋肉年齢を割り出します。

 

 

筋肉の衰えを防ぐには


加齢によって衰える筋肉とは?
筋肉の衰えを防ぐ方法とは?
木村先生に詳しく教えていただきます!

4大機能チェック② 食べる機能

よくある誤嚥(ごえん)が積もりに積もると死に至るある病を発症させる可能性が!
果たしてその病とは?

 

重要キーワード② 年をとると舌が不器用になり死を招くこともある


食べ物や飲み物が気管に入り、むせたり咳き込んでしまう「誤嚥」という現象。
実は、この誤嚥こそ、年をとって舌が不器用になった証。

 

 

食べる機能のスペシャリスト
日本歯科大学 教授
附属病院 口腔介護・リハビリテーションセンター長
菊谷武先生 に伺いました。


舌は喉の奥の方まであり、奥の方は気管にふたをする
重要な役割を果たしています。


食べ物が口から喉に送り込まれる時、突起物が気管の入口を塞ぎ、食べ物を食道に流し込みます。 

 

 

この突起物は、「喉頭蓋(こうとうがい)」と呼ばれる

気管のふた。

内視鏡でみると、このような形をしています。

 

喉頭蓋の正しい動きを制御する重要な器官が「舌」

 

 


普段見ている舌はごく一部で、実際は厚さ5cmにも及ぶ巨大なもの。
物を飲み込む時、舌は食べ物を喉の奥に運ぶと同時に上あごを押し上げます。
その力によって舌の根元に圧力がかかり、喉頭蓋が倒れ、気管が塞がれます。

 

 

しかし、加齢により舌の機能は低下。


舌が上あごを押し上げる力【舌圧】

年齢別平均値で見てみると…
80代では20代の半分以下!

 

こうなると、物を飲み込む時にうまく気管にふたができず、気管に入れてしまう「誤嚥(ごえん)」が頻発。
それが積もり積もると死に至る病を発症する可能性もあるのです。


その病こそ…

誤嚥(ごえん)性肺炎


誤嚥性肺炎とは…
飲み込む機能が衰え、食べ物や飲み物が雑菌と共に気管に流れ込んだ結果、肺が炎症を起こし、最悪の場合、死に至る病。日本人の死亡原因第4位の肺炎のほとんどが誤嚥性肺炎によるものといわれ、年間10万人以上の人がこの病で亡くなっているといわれている。

知らず知らずのうちに落ちているという舌の機能。
その衰えが最初に現れやすいのが…滑らかに喋る動作【滑舌】!
舌の機能が衰え、不器用になると正確な動きが難しくなり、滑舌が悪くなってくるのです。



【名医が解説!】なぜ、舌は衰えるのか?

  舌は筋肉でできており、
使わないと衰えてしまいます。
そのため、
やわらかい食べ物ばかり食べていると、
舌は衰えやすくなります。
かたい食べ物は、何度も噛む必要があるため
舌の運動量も多くなります。


同じ肉でもハンバーグはやわらかく、ステーキは噛みごたえのある食品です。
食べにくいせいであまり食べなくなることや、あまり喋らないことも舌が衰える原因になります。
 

 

口年齢をチェック!「カタパテスト」


「カ」「タ」「パ」という言葉を10秒間に何回言えるか計測する滑舌テスト。

 

 【準備】
・紙
・ペン
・時間を計るもの

 

 

   

【やり方】
(1) 10秒間にできるだけたくさん
「カカカカカカ…」「タタタタタタ…」と発音し、
言った数に合わせてにペンで紙に点を打ち、
その数を数えます。

(2)点の数を口年齢の表と比較し、口年齢がどのくらいのレベルか割り出します。
(※1000人以上の各年代の平均値をもとに算出)

 

 

 


 

● 「カ」
「カ」と発音する時は、舌の根元で上あごをはじく動きをしています。
この動きは、飲み込む時の動きと似ています。


● 「タ」

「タ」と発音する時は、舌先で歯の裏側をはじく動きをしています。
これは、食べ物を口の中で動かしたり、喉の奥に運ぶ舌先の動きと関わっています。


● 「パ」

「パ」と発音する時は、唇を閉じてはじく動きをしています。
唇は、飲み込む時にしっかり閉じなければならないもの。
食べる機能に重要な役割を果たしています。


舌の衰えを防ぐには?
舌も筋肉ですので、使えば機能は回復します。普通に食べられる人は、かたい物を食べることで舌の機能が上がります。ただ、病気等で食べる機能が低下している人が、かたい物を無理に食べるのは危険。まずは安全な方法で舌のトレーニングを行うのが良いでしょう。

 

先生お勧め!舌のトレーニング法とは…?


家庭でできる!舌の機能アップ法
「早口言葉トレーニング」


複雑な文章で舌の巧みな動きが要求されるため、機能アップに効果的です。


 携帯・スマホサイトでは、この他にも「おもしろ早口言葉」をご紹介しています。

早口言葉トレーニング

   

舌の機能が衰えると、誤嚥を引き起こし、ひいては誤嚥性肺炎になってしまう恐れもあるそう。
早口言葉を練習して、舌の筋力や機能をアップ!病を予防しましょう!

舌の衰えを防ぐ!
◆携帯・スマホサイトでは、【早口言葉トレーニング】を公開中!


モバイル(携帯・スマホ)サイトの紹介

4大機能チェック③ 脳の機能

脳の「大切な機能」が衰えているかも?果たして、脳が減るとどんなことになってしまうのか?

 

重要キーワード③ 50年で牛乳瓶1本分の脳細胞が死んでしまう!


脳の大きさは、20代では平均1200ccほど(牛乳瓶でおよそ6本分)ですが、加齢と共に脳細胞は死滅し、大きさは減少。70代になる頃には1000cc程にまで減ってしまうのです。その差は200cc。
つまり、50年間で牛乳瓶1本分もの脳細胞が死んでしまうのです。
 

これこそが…
脳の萎縮


しかし、例え脳が萎縮しても自分ではなかなか気付けないもの。実際、近年、高齢者の交通事故が増加。中でも急増しているのが「ブレーキとアクセルの踏み間違い事故」。事故を起こした人の多くに共通するのは、最後まで踏み間違いに気付かなかった事。脳の機能低下に気付かないと、この様な恐ろしい事態を招いてしまうのです。だからこそ、自分の脳の機能がどれくらい衰えているかチェックすることが大切!


そこで…脳年齢チェック】!

 

今回、【脳年齢チェック】を、ご長寿で有名だった
「ぎんさん」の4人の娘さんたちにも受けて頂きました!
平均年齢92歳のご長寿姉妹です。

果たして、4人の脳年齢は!?

 

受けて頂いた検査は…


脳年齢がわかる!
スクエアステップ検査

スクエアステップとは…

  筑波大学 体育系
体育科学専攻 准教授
大藏倫博先生が、
高齢者の認知機能改善や体力向上を
目的としたトレーニングを元に開発した
テスト。


 これによって、脳が萎縮すると真っ先に衰える、前頭葉の大切な機能である
記憶力」や「注意力」のレベルが診断できるのです。

  テストには、
この様なマスが描かれたマットを使います。



(やりかた)

  (1)まず、先生が見本としてマットの上を
一定のパターンで歩きます。



  (2)テストを受ける人は、見本を良く見て
記憶し、全く同じようにステップを踏んで
歩きます。


左右の足の出る順番が違っていたり、ステップを踏む場所が違った場合は失敗となります。
このテストには70代から20代まで、年代別に200種類以上のステップがあり、
脳年齢がわかるのです。

 

果たして4人の娘さんたちは、どれぐらい出来たのか?



長女 年子さん:実年齢より40歳以上も若い50代
次女 千多代さん、三女 百合子さん:実年齢より30歳近く若い60代
四女 美根代さん:実年齢より40歳以上若い40代

 …という結果に!

スクエアステップは、脳年齢を若返らせるトレーニングとしても非常に効果的。
様々なステップを繰り返し行うことで、認知機能が向上します。

 

今回、番組でご紹介した「スクエアステップ」については、
スクエアステップ協会のホームページ(http://square-step.org/)に詳しい情報が掲載されています。
また、こちらのホームページからは幾つかのトレーニングパターンをダウンロードする事もできます。

 

4大機能チェック④ 見る機能

「すれ違う人の顔がみえない」「あるはずの信号がどこにもない」この奇怪な現象の原因とは?

 

重要キーワード④ 目が衰えると奇怪な現象が見えてしまう!


    体験談

Nさん…すれ違う人の顔が見えない。首なしの人が歩いてくるみたいな感じで見えた。
Kさん…信号があるわけでもないのに、交差点で突然、前の車が停止した。

 

…この奇怪な現象の訳は?

 

  見る機能のスペシャリスト
近畿大学医学部
眼科学教室 教授
松本長太先生 に伺うと…

 

この奇怪な現象の原因は…

フィリングイン


フィリングインとは…
そもそも人間は、片方の目に見えない所があっても、もう片方の目で補っている。もし両目でも視野が欠けているところがある場合、周りの風景から情報を作り出し、あたかも見えているように補正する機能を持っている。それが、フィリングインという機能。



もし、上の画像のように視野が欠けた場合、フィリングイン機能が働いて見えないはずの背景が自動補正され、違和感なく見えてしまう。ところが、この機能がある病の発見を遅らせてしまうことが…

その病こそ…
緑内障

 

緑内障とは…

  人の目は、目から入った情報を網膜で感知し、
視神経を介して脳に信号を送り、見たものを認識している。その視神経が急速に破壊され、信号が送りづらくなる病。
推定患者数400万人。40歳以上の20人に1人、
70歳以上の10人に1人が発症しているといわれる。
破壊された視神経は回復することはなく、最終的には失明に至ることもある。

 

問題は、失明寸前まで視野の欠損に気付きづらいこと。実際、かなりの部分が見えていなくても、フィリングイン機能によって病を自覚できないため、運転中、近づいている車に気づかず、あわや大事故…という危険な経験を持つ患者さんも少なくありません。

目から入ってくる情報量は膨大なため、人の目は元々、見えている情報の内、必要なものを自動的に取捨選択するという機能があります。例えば、車のフロントガラスの汚れ等は、運転中に必要ない情報のため、ほとんど見えていないのです。

普段から気をつけることは?
今のところ緑内障を完治できる方法はなく、はっきりした原因もわかっていませんが、早期に発見できれば進行を食い止めることができます。家庭でできる発見法としては、時々、片目ずつ風景を見比べて、同じように見えるかチェックすること。もし片方で見えたものが、もう片方で見えないなど、左右で見え方に違いがある場合は、一度眼科で詳しい検査を受けて下さい。

 

視神経の中で、特に少ないのが「ちらつきを感じる神経」。
そのため緑内障で破壊され始めると、最初に数が足りなくなり、異常が起こるのです。
その異常をチェックできるのが「フリッカーテスト」。


  緑内障の早期発見のために…
今回、番組では
フリッカーテスト」という検査を行いました!

番組内容一覧に戻る

ページトップへ戻る