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たけしの健康エンターテイメント! みんなの家庭の医学 毎週火曜よる8時

あなたの県は第何位?大発見!全国都道府県別 健康長寿の秘密!

番組放送日:2012年06月05日

骨粗しょう症

骨粗しょう症が少ない都道府県とは?骨粗しょう症予防に関係している「ある食べ物」とは!? 

腰痛

腰痛が少ないある県の実態を徹底調査!その県民の通勤時間に秘密が隠されていた! 

大腸がん

果たして、大腸がんの死亡率を引き下げる可能性のある県民食とは? 

 

骨粗しょう症

骨粗しょう症が少ない都道府県とは?骨粗しょう症予防に関係している「ある食べ物」とは!?

 

骨粗しょう症とは、骨の中がスカスカの状態になり、骨がもろくなる病。わずかな衝撃でも骨折しやすくなる。推定患者数は約1280万人。高齢化と共に患者数は増え続けている。原因は、加齢によるカルシウムの吸収低下や運動不足など。閉経後の女性ホルモンの低下も原因となるため、女性の患者数が多いことが問題視されている。

<骨粗しょう症が少ない都道府県ランキング>
※厚生労働省「患者調査」より算出

 

1位は奈良県!

 

 

骨粗しょう症が少ない理由
奈良県は日本一〇〇の購入量が多かった!



なぜ奈良県では骨粗しょう症が少ないのか?
「骨」と言えばカルシウム。奈良には、カルシウムを多く摂る生活習慣があるのか?調査したところ…


調査報告

  奈良の人はパンをよく食べる

珈琲店の店内では、パンを食べているお客さんが目立ちました。実際、奈良の人がどれくらいパンを購入しているか調べると、奈良は全国2位。食パン1枚のカルシウム量は約20mg。これは、骨粗しょう症予防に必要な量(約800mg)の40分の1。これだけで骨粗しょう症を予防しているわけではなさそう。

 

調査報告

  奈良の人は健康志向

奈良県内を中心に展開しているスーパーマーケットの店内で目についたのが、様々なジュースに書かれた「100%」の文字。奈良では健康のため100%のジュース類が人気だといいます。

 

調査報告

  奈良の人は牛乳が大好き
  スーパーマーケットで、驚きの光景を発見!
なんと、牛乳パックが山積みになっていたのです!
さらにこのコーナーには、
20種近い牛乳が並んでいました。

一世帯あたりの牛乳購入数量ランキングは、奈良県が全国1位。奈良の人は相当牛乳が好きな様子。


なぜ奈良には牛乳大好き人間が多いのか?

 

牛乳の歴史の生き字引
奈良県牛乳普及協会 会長
米田嘉浩さん(82歳)に伺いました。


『日本で牛乳を飲む先駆者といえば、古代の都の貴族階級。古代から奈良で牛乳が飲まれていました。』


1300年前、奈良の都に住む貴族や皇族は滋養強壮の薬として朝鮮半島から伝わった牛乳を飲んでいたといいます。

 

  蘇(そ)と呼ばれる牛乳を煮詰めて作った現在のチーズの様な食べ物も、美容食品として女性の間で人気があったそう。


しかし、当時牛乳は献上品として納められる高級食品。当時の牛乳への憧れが、奈良の人々の内に秘められ続けてきたのかも…。また、パン食の普及や健康志向の高い県民性が牛乳の消費を促し、奈良の人々にとって牛乳は欠かせない存在になったと考えられるのです。


奈良の人々を骨粗しょう症から守っているのは牛乳だけではなかった!
奈良の名物といえば、「奈良漬け」「柿の葉寿司」。しかし、奈良県の名産品は比較的高級志向のものが多く、地元の方が日常的に食べることは少ないとのこと。では、奈良の人は普段どんなものを食べているのか?向かったのは、奈良で消費される青果や水産物の約5割が取り扱われているという奈良県中央卸売市場

 

 

市場の方に奈良の人がよく食べる物を聞いてみると、一番よく食べるのは、ちりめんジャコだといいます。


1300年前、海のない奈良には魚は生ではなく、保存のきく干物や塩漬けなどで流通していていたそう。こうした歴史の中で、奈良の人々に干物を食べる食習慣が定着。特にジャコは手軽に手に入る魚だったため、自然と庶民の食材になったといいます。奈良県の一世帯あたりのジャコ(しらす干し)購入数量を調べると、全国6位。

ジャコをご飯やチャーハンなどにトッピングして食べたり、ジャコのかき揚げやジャコトーストなど、ジャコは奈良の食卓に欠かせない食材なのです。


【名医が解説!】ジャコにはカルシウムとは別の重要な栄養素が含まれている!

 

日本骨粗鬆症学会 理事長
山王メディカルセンター女性医療センター長
太田博明先生


『ジャコは、カルシウムとたんぱく質が豊富で、骨の健康に非常に重要。そして、骨に必要なある成分を含んでいるのです。』

 

その成分とは…  
ビタミンD

 

ビタミンDは、腸からのカルシウム吸収や腎臓でのカルシウム再吸収を助ける作用があります。また、日光に含まれる紫外線によって、約8割が皮膚で作られます。骨粗しょう症が少ない県第2位の沖縄県は日差しが強く紫外線が豊富にあることから、皮膚で効率的にビタミンDが作られている可能性が高いのです。 

 

 

これは、ビタミンDを多く含む食材(魚)。
特に、アンコウの肝臓から抽出した肝油は
ビタミンDが豊富
イワシ、サンマなど青身魚もビタミンDが豊富です。

 

腰痛

腰痛が少ないある県の実態を徹底調査!その県民の通勤時間に秘密が隠されていた!

 

腰痛の患者数は推定1,000万人ともいわれ、年々増加しているまさに国民病。原因は運動不足などによる筋肉の衰え、姿勢の悪さなど様々。さらに、ストレスも原因になることがわかってきました。


<腰痛が少ない都道府県ランキング>
※過去16年(5回)の腰痛患者調査を集計しランキングを作成。(厚生労働省「患者調査」より算出)

 

1位は神奈川県!

 


神奈川県はなぜ腰痛が少ないのか?

神奈川県がまとめた500項目以上の神奈川県民データを調べ、全国的にみて突出している項目を洗い出すと…


 

 

さらに、県外通勤・通学者の数は、全国1位

神奈川から東京に向かう路線は合計10路線以上。通勤・通学にかける平均時間は91分と、全国2位


通勤・通学の時間が腰痛予防につながっている!?

 

  腰痛のスペシャリスト
埼玉県立大学 保険医療福祉学部
理学療法学科 教授 伊藤俊一先生
体幹下肢の筋肉をたくさん使っている可能性は考えられます。』


通勤・通学が運動となり、腰回りの筋肉(腹筋・背筋)が鍛えられ、腰痛を予防しているかもしれないといいます。そこで、通勤・通学がどれくらいの運動になっているのか?神奈川から東京に通勤する2名にご協力いただき、歩数計をつけて普段通り通勤して頂きました。

坂本さん(仮名・51歳・男性)



勤務先:京橋
自宅(日吉)から、直線距離で約18km。

●午前7時 自宅を出発
最寄駅まで約15分かけて歩きます。
途中、頂上まで188段ある傾斜のきつい階段を通りました。ここは、高台にある日吉駅への近道。毎朝同じ道を歩くことが健康管理になっているといいます。

●最寄駅に到着
電車を2本乗り継いで京橋へ向かいます。

●京橋到着
駅から会社まで、徒歩5分。

通勤時間(片道)

徒歩20分
電車40分     合計1時間


歩数:10523歩

 

大林さん(51歳・男性)



勤務先:茅場町
自宅(藤沢)から、直線距離で約45km。

●午前6時 自宅を出発
自宅からバス停まで徒歩で約10分。
最寄駅までバスで約10分。

●最寄駅に到着
電車を3本乗り継いで茅場町へ向かいます。

●茅場町到着
駅から会社まで徒歩10分。 


通勤時間(片道56km)

徒歩20分
電車60分
バス10分       合計1時間30分




歩数:8840歩

 

成人男性の平均歩数は7225歩。平均と比べてみても、かなり多く歩いているのがわかります。

 

神奈川県民全体でみても、1日の歩数は、
男女共に全国平均を上回っていました。


伊藤先生によれば、歩いている時の腹筋・背筋の活動量は、立っている時の約1.2倍!神奈川県民は、よく歩くことで知らず知らずのうちに腰に大切な筋肉を鍛えているといいます。

 

調査報告

  よく歩くことで腹筋や背筋を鍛えている

しかし、歩数は全国平均を数百歩上回る程度。歩数以外にも腰痛予防に役立つ要素があるのでは?そこで「歩いた道のりの高さの変化」を記録したところ、坂本さんの通勤時には約35mの高低差が。これは、通勤時に通っていた「階段」。これは、ビルの11階分に相当します。また、大林さんの通勤中の高低差は、最大で30m近く。2人とも通勤の中でアップダウンの激しい場所を歩いていたのです。

伊藤先生によれば、坂道を歩く時の腹筋・背筋の活動量は、平地を歩いた時の1.2倍。階段では1.4倍。神奈川県は丘陵地帯が多くを占める土地柄で、そこに住宅地があるため駅までの道のりもアップダウンが激しいのです。 

 

  神奈川・千葉・埼玉の3県から東京に向かう
鉄道路線の高低差を比べてみると、
千葉の総武線、埼玉の埼京線に対し、
神奈川の横須賀線の場合、高低差は最大65m。
総武線・埼京線のなんと3倍。

 

調査報告

  アップダウンの激しい場所を歩いている

極めつきは、電車やバスなど「乗り物に乗っている時間」。通勤・通学時間は全国2位の神奈川。
この通勤ラッシュにこそ神奈川県民が腰痛を予防できている真の秘密があったのです。


【名医が解説!】通勤ラッシュに隠された神奈川県民が腰痛を予防できる秘密とは?
それは、腹筋・背筋ではないもう一つの重要な筋肉と関わりがあるのです。 

 

それこそが、姿勢を保つ筋肉  
多裂筋

 

  多裂筋は、背筋の内側にある筋肉。背骨と骨盤をつないでいて、姿勢を保つ働きをしています。
多裂筋が弱ると腰痛になりやすいことが最近の研究でわかってきました。

 

多裂筋は小さな筋肉で、他の背筋に比べ厚さが半分程度。そのため、意識して動かすことが難しい場所です。つまり、腹筋など普通の筋トレではほとんど鍛えられず、鍛えるには特殊な姿勢によるトレーニングが必要。しかし伊藤先生によれば、立っている時の車体の揺れで多裂筋が活動し、通勤の電車やバスで自然に鍛えられているかもしれないといいます。


今回、番組では腰痛を予防する多裂筋が通勤中のどんな揺れで鍛えられるのか?
バスを使い、実験しました。
※緩やかなカーブ、発車、停車の3つの動きの時、多裂筋がどれだけ活動するかを計測


●緩やかなカーブ

  遠心力で前に倒れそうになりますが、なんとか踏ん張ります。
この数値、歩く時に比べて1.4倍
バスの揺れは、多裂筋を鍛えるのに一役買っているよう。


●停車
進行方向に体が一瞬振られましたが、多裂筋はほとんど活動していません。

 


●発車

  多裂筋も激しく活動。
大きなカーブの時と同じくらいの値を示しました。


多裂筋は揺れた時に姿勢を保持したり、崩れた姿勢を元に戻そうとする時に最も活動していたのです。

調査報告

  電車やバスの揺れで多裂筋を鍛える


電車やバスに乗らない人でも、多裂筋を鍛える方法はないのか?さらに実験を続けた結果、自宅で簡単に多裂筋を鍛える方法を発見しました。題して…「家庭で簡単に腰痛予防!1分間通勤トレーニング


家庭で簡単に腰痛予防!
◆携帯・スマホサイトでは、【1分間通勤トレーニング】のやり方をご紹介しています

大腸がん

果たして、大腸がんの死亡率を引き下げる可能性のある県民食とは?

 

  大腸がんの年間死亡者数は約4万人。
特に女性はここ30年右肩上がりに死亡率が増加。
近年では、最も死亡率の高いがんとなっています。
その大きな原因と考えられているのは、食の欧米化による動物性脂肪の多い食事。肥満、運動不足など。


<大腸がんで死なない都道府県ランキング>

※厚生労働省「都道府県別にみた死亡の状況 平成22年 都道府県別年齢調整死亡率」より算出

 

1位は大分県!


 大分県がなぜ大腸がんの死亡率が低いのか?

 

大腸がんで死なない理由
死亡率低下につながる大分の県民食を発見!

 

 

国立がんセンターが発表している
大腸がん予防のための生活習慣には、
運動をする」「肥満にならない」と記されています。

 

ところが大分県の皆さんは、肥満者の割合が全国で11番目に多く、1日の平均歩数も24位と全国平均より200歩以上足りません。さらに、大腸がんの検診率も平均並み。大腸がん予防に関して特に秀でたデータはありませんでした。では、なぜ大分県は大腸がん死亡率が低いのか?大分県民の方に聞いてみると…皆さん、「食事がよいのでは」と自己分析。やはり、県民食に秘密があるのか?


大分県民はどんなものをたくさん食べているのか?各地を回り、大分の県民食を徹底取材!
その結果、大腸がんの死亡率を下げる可能性のある6つの県民食に注目しました。

 

①関アジ
②関サバ

大分の県民食といえば、「関アジ」「関サバ」。高級魚の関アジ・関サバも地元のスーパーなら手に入りやすく、食べる機会も多いとのこと。

 

③かぼす

大分県はかぼすの生産量が日本一。日本のかぼすの97%は大分県産。

 

④里芋
⑤干し椎茸
  だんご汁は、大分の代表的な郷土料理。
注目すべきは入っている食材。
この中には大分県民が全国一食べている
2つの食材が入っていました。


1つ目は里芋大分は里芋の購入数量が日本一。最下位の沖縄県と比べると、その差は約8倍。

 

  2つ目は、干し椎茸。
大分は「どんこ」や「こうしん」と呼ばれる干し椎茸が
名産品。その購入数量も全国一。
最下位の山梨県と比べると、約7倍も違うのです。

 

⑥鶏肉

 

鶏肉を天ぷら粉で揚げた大分の名物料理「とり天」。

大分は鶏肉の購入数量が、
鶏で有名な宮崎を抜いて全国一。
最下位の群馬と比べて2倍以上の開きが。

 


この中に大腸がんの死亡率を引き下げる食材はあるのか?都道府県別の大腸がん死亡率と食品購入数量の関連を徹底調査。例えば大分県がたくさん食べていても、大腸がんの死亡率が高い青森県が同じくらい食べていたら、がんとの関連はなし。死亡率が低い県・高い県でどの程度食べられているか調べ、分析を統計学の専門家 村山洋史先生(東京都健康長寿医療センター 社会参加と地域保険研究チーム)に依頼。その結果を高橋慶一先生に見て頂きました。その結果…

 

大腸がんの死亡率を引き下げる可能性のある食材は…  
里芋

 

  順天堂大学医学部附属練馬病院
栄養科 係長 高橋徳江先生


『里芋は食物繊維が豊富で、独特のネバネバがあります。この成分が、ムチンやガラクタンと呼ばれる食物繊維の一種で、消化吸収を促進したり、排便をスムーズにする効果があります。』 

 

  がん・感染症センター
都立駒込病院 外科部長 高橋慶一先生


 『国内の大腸がん研究で、対象者約8万人の6年間の食物繊維摂取量を追跡調査した結果、食物繊維の摂取量が少なかった方は、大腸がんになるリスクが高いことがわかりました。大分県の方は、里芋を多く食べていることが大腸がんの死亡率低下に関係している可能性があります。また、里芋だけでなく、様々な食材をバランスよく食べていることも関係していると思われます。』

 

『大腸がんの危険因子と予防因子』


大腸がんの発生と、私達の食生活との関係について、
高橋先生に詳しく教えて頂きます。

病気の都道府県別ランキング

   

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