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たけしの健康エンターテイメント! みんなの家庭の医学 毎週火曜よる8時

あなたの県は第何位?大発見!
全国都道府県別 健康長寿の秘密!!第2弾

番組放送日:2012年08月14日

歯周病

歯周病の1番少ない県は〇〇の量が日本人の基準値の3割増しだった!歯周病予防の秘訣とは? 

高血圧

高血圧の1番少ない県は〇〇を料理で大量に使う!県民ならではの高血圧予防法とは? 

肺がん

肺がんの死亡率低下につながる県民食を発見!果たしてその食材とは? 

 

歯周病

歯周病の1番少ない県は〇〇の量が日本人の基準値の3割増しだった!歯周病予防の秘訣とは?

 


歯周病とは、歯と歯茎の溝「歯周ポケット」で細菌が増殖し、歯茎に炎症が起きる病。
日本人の成人の約8割がかかっている病で、放置すると歯が抜けるだけでなく、歯周病菌が血液に入り込み、心筋梗塞など心臓病のリスクが高くなることも。原因は歯垢の磨き残し、喫煙、過度のストレスなど。


<歯周病が少ない都道府県ランキング>

※厚生労働省 平成20年度「患者調査」より算出

 

1位は山梨県!

 

 

山梨県民に歯周病が少ない理由
〇〇の量が日本人の基準値の3割増しだった!


なぜ、山梨県は歯周病が少ないのか?まず思いつくのは「歯磨き」ですが、山梨県民の歯磨き回数は平均1日2回と極めて普通。では、他にどんな理由が考えられるのか?

 

  歯周病のスペシャリスト
東京医科歯科大学 大学院
医歯学総合研究科 教授 和泉雄一先生
が指摘した歯周病予防のポイントは2つ。
(1)食べるスピードや食べている時間など食事の仕方
(2)どんな食材を食べているか


甲府では、街のあちこちに「おすし屋さんの看板」が。都道府県別データを見ると、山梨県は日本一おすし屋さんの割合が多い県だという事が判明。しかし、よく食べているのは…マグロ、サーモン、アナゴと他の地方でも人気のもの。お寿司で歯周病を予防しているという事は無いよう。 

 

調査報告

  無尽会で楽しく食事をする事で、歯周病菌に対抗しやすい環境を作っている

街中の料理店の看板に「無尽会」という文字が。「無尽会」とは、山梨県では当たり前に行われている同窓会のようなもの。とある無尽会にお邪魔し、皆さんが歯周病かどうか調べさせて頂くと…日本人の成人の約80%、つまり10名いたら8名が歯周病という確率のところ、平均年齢51歳の皆さんの結果は7名中5名がセーフ。ここでは約29%に抑えられていたのです。


和泉先生によると、普段からストレスがかからない環境を作り、身体の免疫力を上げれば歯周病菌が発生しても、ある程度菌に対抗できるようになると言います。無尽会の人々は楽しく宴をする事で歯周病菌に対抗しやすい環境を作っていると考えられるのです。しかし、楽しく食べるだけで歯周病を完全に防ぐのは難しい…そこで、無尽会で出会ったある方の家を訪ねることに。 

 

調査報告

  最もゆっくり食事をする県民性があった

Oさん(79歳・男性)
歯周病が無く、80歳男性の平均残存歯数が10本なのに対し、27本も歯が残っているそう。
普段、どんな食材をどんな風に食べているのか見せていただくと…

●夕食前
料理が出来るまで、キュウリのぬか漬け、さきいか、落花生などを肴に晩酌するのが日課。

●夕食
豚のしょうが焼き、ポテトサラダ、トマト、もろきゅうなどヘルシーなメニュー。
食事が終わったのは、おつまみを食べ始めてから1時間半後

 

実は、この食べている時間の長さにこそ、山梨県の皆さんが歯周病を予防している大きな要因が隠されていました。調べてみると、日本全国の食事時間ランキングでは山梨県が1位。

 

調査報告

  咀嚼回数を増やすことで歯周病を予防

和泉先生によると、歯周病予防に重要なのは「唾液の分泌」。ゆっくり食事をする事で自然と噛む回数が増えます。すると多量の唾液が分泌され、歯周病菌を殺菌しやすくなると言うのです。日本人が1回の食事で噛む回数の平均は620回。Oさんは2066回と、日本人の平均咀嚼回数の3倍以上噛み、唾液を多く分泌していました。甲府市の皆さん(37名)に唾液量検査を行ったところ、約84%の人が基準値をクリア。唾液量の平均は基準値の約1.3倍(3割増し)という結果に。


山梨県の歯周病予防の秘訣は、食事時間をゆっくりとる事で歯周病予防に十分な唾液を出し、無尽会のような気の置けない仲間と食事をすることで歯周病への抵抗力が上がっていると考えられるのです。



【名医が解説!】家庭でも簡単に出来る唾液量アップ術!

唾液は消化を助け、口の中の細菌の増殖を抑える大切な役割を果たしています。

 

 

唾液は何も食べていない時も分泌されていますが、
成人の1日の分泌量は約1.5リットル
(ペットボトル1本分)。

これだけたくさん分泌して、
口の中の健康を保っているのです。

 

唾液は噛むことで安静時の約10倍分泌されます。噛むことで唾液腺が刺激され、日常的に分泌されやすくなるように訓練されるので、しっかり噛むことが大切です。 

 

 

食材の切り方を変えるだけ!唾液量アップ調理法


具材の切り方を変えるだけで噛み応えがアップし、唾液量が増える調理法。
今回は、その調理法を使って作ったカレーをご紹介しました。

  ポイント(1)具材を大きく切る
野菜は大きめにカットし、
肉も大きめのブロックにしています。
これだけで自然と噛む回数が増え、
唾液量が増えるのです。

 

 

ポイント(2)繊維を残すように切る
ニンジンの繊維はタテに入っています。
繊維に沿ってタテに切ることで繊維が長く残るため、噛み応えがアップします。


  ポイント(3)噛み応えのある食材を入れる
きのこやごぼう・レンコン等の根菜類、
ホタテ・イカ等の魚介類など噛み応えのある食材を入れることで簡単に噛む回数が増えるのです。

 

歯周病―それは生活習慣病の黒幕だ!


全身疾患に密接に関係しているという歯周病について、
和泉先生に詳しく教えて頂きます。

 

高血圧

高血圧の1番少ない県は〇〇を料理で大量に使う!県民ならではの高血圧予防法とは?

 

高血圧とは心臓が血液を送り出す圧力が高くなり、血管に大きな負担がかかる病。国内の患者数は約4000万人といわれる。危険因子は塩分の取りすぎやストレスなど。高血圧を放置していると動脈硬化が進行し、最悪の場合、脳梗塞や心筋梗塞など命に関わる病を引き起こすことも。


<高血圧が少ない都道府県ランキング>

※厚生労働省 平成20年度「患者調査」より算出

 

1位は香川県!

 

 

香川県民に高血圧が少ない理由
料理に〇〇を大量に使う!!

 

なぜ香川県には高血圧患者が少ないのか?

 

高血圧のスペシャリスト
東京都健康長寿医療センター
桑島巌先生があげたポイントは2つ。
(1) 塩分の摂取状況
(2) 運動習慣

 

調査報告

  イリコのダシを効かせる料理で知らず知らずの内に減塩していた

香川県と言えばさぬきうどん。香川県庁の調査では、県民が1年に消費するうどんの量は1人あたり200玉以上。つまり、2日に1度以上はうどんを食べている計算になります。気になるのは塩分量。女子栄養大学の調査では、一般的なうどんの塩分量は5.6g(つゆ4.9g、めん0.7g)

 

 

さぬきうどんの塩分量は…
めん:0.7g
つゆ:3.4g

合計4.1gと、
一般的なうどんより塩分量が少ないという結果に。


では、一般のご家庭の塩分量はどうなのか?

Kさん(61歳・女性)は高血圧とは一切無縁。
60歳以上の約52%の人が上の血圧が140以上の高血圧状態なのに対し、120と全く問題なし。 

 

 

調理風景を見させていただくと…
Kさんが取り出したのはイリコと呼ばれる煮干し。
その特徴は、
普通の煮干しと比べてサイズが大きいこと。


Kさんは、イリコを使った旨味たっぷりのダシで、
毎日おみそ汁を作るそう。


夕食のメニューは、ほうれん草のおひたし、きゅうりの酢の物など野菜中心。魚料理も焼きアジの三杯酢漬けと、お酢料理が多いのも特徴です。 

 

 

塩分が気になるのはみそ汁。


一般的なみそ汁の塩分量は1杯1.9gですが、
イリコでダシをとったKさんのみそ汁の塩分量は1g。


一般的なみそ汁の半分ほどしか塩分を使っていないことがわかったのです。


香川県の他の家も調査したところ、やはりイリコが使われていました。各家庭のみそ汁の塩分量も、一般的なみそ汁に比べて塩分が薄めという結果に。

調査報告

  狭い範囲だから時間を有効活用できる自転車に乗る

午前8時、高松駅近くの商店街を訪ねると、通勤通学の自転車集団に遭遇。調べると、香川県は通勤・通学に自転車を利用する人の割合が全国9位とトップクラスであることが判明。香川県は日本一面積が小さい県。狭い範囲だからこそ時間を有効に使える自転車が便利だといいます。自転車は高血圧予防と関係があるのか桑島先生にお聞きすると…『自転車は有酸素運動で全身使うので、朝晩の通勤が運動になり、それが肥満や高血圧の防止に役立っている可能性があります。』


香川県に高血圧患者が少ない理由は、うま味の多いイリコダシで知らず知らずの内に減塩できていたこと。さらに、便利な自転車通勤・通学が自ずと有酸素運動になっていたことが考えられます。


【名医が解説!】高血圧患者が多い地域の共通点とは?

 

赤い枠で囲まれた県が、
今回のランキングで高血圧が多かった6つの県
東北地方に集中していることがわかります。


この地図で、
塩分摂取量が多い6つの県を塗りつぶすと…

 

 

徳島以外は重なっていることがわかります。


このことからも、塩分摂取と高血圧は
大きく関係していることがわかります。

 

 

塩分摂取量が一番多いのは山梨県。


厚生労働省の塩分摂取の目標値は1日10g未満
ですが、山梨県の塩分量は1日12.25g
目標値に比べ、2.25g余分に取っているのです。

 

2.25gは1日では小さじ半分くらいですが、これを80年続けると、余分に取る塩分は65.7kgにもなるのです。これだけ余分な塩分を取ると、喉が渇いて水を大量に取り込みます。すると血管が膨れて血管の圧力が高まり、血管を痛めてしまうことになるのです。

肺がん

肺がんの死亡率低下につながる県民食を発見!果たしてその食材とは?

 

年間死亡者数約7万人。全がんの中でも男性の死亡率は15年以上1位、女性も大腸がんに次ぐ2位と、死亡率の高い要注意の病。その大きな原因は、喫煙と大気汚染。


<肺がんの死亡率が低い都道府県ランキング>

※厚生労働省 平成22年「人口動態統計」より算出

 

1位は長野県!

 

 

肺がんの死亡率低下につながる長野の県民食を発見!


なぜ長野は肺がんの死亡率が低いのか?まずは危険因子の「たばこ」「空気のキレイさ」について調査。厚生労働省の家計調査でたばこの年間支出額を見ると、長野県は29位。とりわけ低いわけではなさそう。また、環境省のデータを見てみると、最も空気がきれいなのは愛媛県。長野県は21位と、空気も特に関係はないよう。

 

  がん予防のスペシャリスト
愛知県がんセンター研究所
疫学予防部室長 松尾恵太郎先生に伺うと…
最近の研究で、大豆に含まれるイソフラボンに肺がんの予防効果がある事がわかってきたといいます。


肺がんの原因の一つにはエストロゲンというホルモンの作用があり、肺の細胞に作用してがん化すると、その細胞が異常増殖してしまうことがあるといいます。ところがイソフラボンはエストロゲンとよく似た構造をしているため、肺の細胞に先に入り込むことでエストロゲンが入りにくくなってしまうのだとか。つまり、イソフラボンが含まれる大豆を多く摂取することが肺がんの予防につながるというのです。

調査報告

  長野県民は様々な大豆料理からイソフラボンを摂取し肺がんを予防していた
 

長野といえば信州味噌。
味噌はイソフラボンたっぷりの大豆食品で、
長野県民にとって欠かせない食材だといいます。

味噌の生産量・購入金額を見てみると、
長野県がともに1位


では、1日の食事でどれくらい大豆食品を食べているのか?
長野県の中でも大豆の生産量が1位の松本市で、一般家庭にお邪魔して食事を見せていただくことに。

 

山間部に住むKさん一家

●朝食
メニューは焼き鮭、浅漬け、納豆、自家製味噌の味噌汁。
朝から大豆をたくさん召し上がっていました。


●夕食

 

メニューはがんもどきの煮物、
ジャンボ油揚げ、キュウリなど。

キュウリは、自家製味噌とマヨネーズを合わせた
特製ソースをつけて召し上がっていました。

 

 

市街地に住むSさん一家

●朝食
メニューは野菜サラダ、高野豆腐の卵とじ、サバのみそ汁。
高野豆腐は、大豆食品の中でもイソフラボンの含有量が高いもの。
そのほとんどが長野県で生産され、多くの長野県民の家庭でストックされているのだとか。


●夕食前
子どもたちは豆乳のジュース飲んでいました。


●夕食
メニューはサラダ、高野豆腐入りハンバーグ、粉豆腐の炒り物、大豆混ぜご飯と大豆づくし。


今回、取材した松本市の2家族は、味噌はもちろん大豆や豆乳、油揚げなど、かなりの量の大豆食品を食べていました。 

 

  どれくらいの量の大豆イソフラボンを
摂取しているのか?
順天堂大学の髙橋徳江先生に算出して頂きました。
内閣府の調べによれば、
日本人の平均摂取量は1日18mgですが…
【Kさん一家】103.3mg
【Sさん一家】78.5mg      なんと4倍以上!

 

【名医が解説!】大豆イソフラボンは、ある女性の病気にも予防効果がある!?

大豆イソフラボンの肺がん予防効果は世界的に研究が行われています。イソフラボンを多く摂取したグループは、肺がんリスクが約23%軽減されたという結果も出ています。

Q:肺がん予防のためには大豆食品をどれくらい摂取すればいい?
A:肺がん予防のための1日の摂取量の目安は、納豆では1.5パック、豆腐では1丁弱(240g)程度。日常の食生活の中に適度に取り入れることをおすすめします。

Q:イソフラボンは肺がん以外の病にもいい?
A:予防効果が認められているのは乳がんです。肺がんの発症に関係するエストロゲンは、女性ホルモンの一種。エストロゲンが多いと乳がんのリスクが上がるといわれていますが、イソフラボンを取ることでエストロゲンの悪影響を抑える効果があるのです。イソフラボンをあまり摂取しない人に比べ、多く摂取した人は乳がんのリスクが約50%減るという調査報告もあります。子宮がん以外にも、子宮体がんや卵巣がん、前立腺がんなどホルモンに関係するがんには予防効果が認められています。

病気の都道府県別ランキング 第2弾

   

古今東西、ところ変われば人も変わり、病も変わります。
病気都道府県別ランキング第2弾。
今回は高血圧、歯周病、肺がん、便秘のランキングです。
あなたの都道府県がいったい何位にランクインしているか?調べてみましょう!

あなたの県は何位?
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