この記事は2011年9月時点の医療情報に基づいて書かれています。

名医による 症状別解消法 肩こり・肩の痛み

肩を通る太い血管の圧迫が原因の痛み かたをとおるふといけっかんのあっぱくがげんいんのいたみ 監修:肩こり・肩の痛みのスペシャリスト 昭和大学藤が丘リハビリテーション病院 スポーツ整形外科 教授 筒井廣明先生

肩を通る太い血管の圧迫が原因で起こっている肩こり・痛みとは?

肩を通る太い血管が圧迫される症状を「胸郭出口症候群」と呼びます。
普段なかなか意識することのない「胸の動き」が主な原因です。

胸郭出口症候群とは?

胸郭出口症候群とは?

胸郭出口とは肋骨、鎖骨、そして肩甲骨に囲まれた空間をいい、神経と血管の通り道での圧迫により、様々な症状が出てきます。 左図の赤丸で囲んだ「首の付け根」と「鎖骨の下」と「脇の下」の3箇所で、神経と血管が筋肉と骨の間を通り抜けるところがあり、胸がきちんと動いていないとそこが圧迫され、腕を上げるなどの動作を行うときに腕や肩がだるくなったりすることがあります。それを「胸郭出口症候群」と呼んでいます。
20代~30代の女性に多く、教師や美容師など腕を上げた状態で仕事をする人が症状を訴えることが多い病です。

症状の特徴 ~肩こりよりも腕のだるさ~

主な症状は「腕のだるさ」です。「肩や首のコリや痛み」もあります。
また、つり革につかまる時や、物干しの時のように腕を上げたり、重い荷物をもったりするとしびれや肩や腕、肩甲骨周囲の痛みが生じます。胸の動きが悪く、肋骨や鎖骨がうまく動かず血管や神経が圧迫されると、腕のだるさや血行障害による冷感、あるいは血のもどりが悪くなり青紫色になることもあります。

■腕を下げている写真
※動脈の圧迫はなく正常に血流が流れている。
 

腕を下げている写真

■腕を上げている写真
※血管の矢印の部分が、腕をあげることによって鎖骨に挟まれ、血流が途絶えている

腕を上げている写真

肩のこり、痛みを治すには・・・

肩の仕組みと痛みの起こるメカニズムを理解することが何より大事です。

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