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肩のこり・肩の痛みが出る仕組み
実は肩の骨や筋肉と全身の骨や筋肉はつながっており、肩こりや肩の痛みは決して肩だけの治療で終わることはありません。

イラストのように肩甲骨、上腕骨から始まり、腱板は肩甲骨に、肩甲骨は僧帽筋に、僧帽筋は広背筋に、広背筋は骨盤へとつながって、お互いバランスよく綱引きをしながら体を動かしています。しかしどこかが引っ張りすぎたりすると、引っ張られた方が固くなり、つながりの前後に痛みやコリなどの障害が出てきてしまうのです。
肩こり・肩の痛みを治すには、このつながりのどこにも無理がかかっていないニュートラルな状態にすることが一番。
ニュートラルな状態とは、体が本来の力を一番発揮できる状態であり、一番応用が効く状態。筋肉と個々にその状態をを取り戻させることが大事なのです。
但し、痛みが激しいなど症状が強い時、症状が長引く場合は、自己判断せず一度きちんと病院で診察してもらいましょう。そこで症状に沿った適切な治療を受けることが大切です。
各部位の説明
■腱板
肩の支点を作る動きをします。腱板が切れたりすると肩の動き不安定になり周囲を傷つけてしまいます。腱板は肩の奥深くにある組織のためなかなか私たちが意識することができません。「動くことを忘れてしまいがち」です。
そんなときに大きな負荷がかかると切れたりするのです。腱板本来の動き呼び覚まし、時々動きを確認する運動をすることが大切です。
■肩甲骨
肩甲骨は肩のいろいろな筋肉のターミナルになっています。
肩の動きをスムーズに動かすための1つの機構です。
肩甲骨のおかげで6方向に立体的に動くことが出来きます。
しかしここも私たちがなかなか意識できない為、「動きをさぼりがち」に。
また肩甲骨を動かす筋肉、僧帽筋が固いと肩甲骨もスムーズに動きません。本来の動きが取り戻せるように動きを確認する運動と、動きを邪魔している僧帽筋の固さを解消する必要があります。
■僧帽筋
肩甲骨を自由自在に操る筋肉です。
僧帽筋が固くなる原因は、僧帽筋が働こうとした際にブレーキをかける広背筋が運動不足などであまり動かないまたは、日常動かしすぎて固くなっていることが原因です。
僧帽筋を柔らかくする為には、まず広背筋をやわらかくし、僧帽筋を引っ張る力をゆるめることが大事なのです。
■広背筋
僧帽筋とつながっており、背中と脇を包む筋肉です。
体の筋肉の中でも非常によく使われるので、動かしすぎて固くなってしまいがちです。そうすると、僧帽筋が無理に引っ張られ僧帽筋も引っ張られまいと収縮し、固まってしまうのです。またこの筋肉は骨盤、肋骨、背骨につながっているので、それらの動きをやわらかくすることが固さを解消することにつながります。
■骨盤
背骨や肋骨と筋肉でつながっているので、正しい姿勢を保つように意識して動かし柔らかく保つことが大切で、同時に骨盤は脊椎の土台でもあります。
骨盤は、正しい姿勢と意識して動かし柔らかく保つことが大事です。
■胸(胸郭)
胸郭とは、肋骨に囲まれた胸の部分を指します。この胸の動きが柔らかいと肩甲骨が動きやすくなり、鎖骨がきちんと上に上がり肩の血行を妨げることはありません。意識して胸の動きを柔らかくする運動をしましょう。
■病院での基本的な治療方法
病院ではまず、なにが原因となっているのか?その原因を特定するために、医師による診察がおこわれます。はじめての診察で最初に「症状の的確な情報収集」が行われます。
今現在の自分の症状を医師に正確に伝えることが大切ですので、
「いつから」「どこが」「どのように」「どんな時に」症状が出たのか、「過去に事故や怪我はないか」「スポーツはやっていたか」「きっかけは」など、病院に行く前に自分で整理してから行きましょう。次に動きを見たり、症状を誘発するテストなどで診察をしますが、その際にレントゲンやMRIなどの検査が必要となることがあります。
そして治療の第一歩は「保存療法」といって、まずは「安静」、必要であれば痛みを抑える消炎鎮痛剤や内服薬を処方されたり、局所注射を用いることもあります。その他、必要に応じ、温熱療法やけん引療法などの「物理療法」、筋肉や関節をうまく動かすことを目的とした「運動療法」などを取り入れながら治療をします。保存療法でうまく治療できない場合は手術を考えることもあります。
2012年4月10日 放送 |
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2012年1月31日 放送 |
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2012年1月17日 放送 |












