この記事は2011年9月時点の医療情報に基づいて書かれています。

名医による 症状別解消法 肩こり・肩の痛み

肩の関節の炎症や腱板の損傷による炎症の痛み かたのかんせつのえんしょうや、けんばんのそんしょうによるえんしょうのいたみ 監修:肩こり・肩の痛みのスペシャリスト 昭和大学藤が丘リハビリテーション病院 スポーツ整形外科 教授 筒井廣明先生

肩の関節の炎症や腱板の損傷による炎症の痛みとは?

五十肩とは?

中高年なら誰でもなりうる肩の痛みです。

五十肩などがこれに当たります。
中には腱板が断裂してしまっている場合もあります。

肩関節や腱板の代表的な疾患

■五十肩とは?

関節を構成する骨、軟骨、靱帯や腱が老化などで動きが悪くなっているにもかかわらず、無理に動かし負担をかけ続けることによって、肩の関節を包む2つの袋や腱板が傷んだりして炎症が起きることが、主な原因と考えられています。これらの袋が癒着するとさらに動きが悪くなり、肩の拘縮または凍結肩と呼ばれる状態になってしまう場合もあります。男性より女性がなりやすい傾向があり、非利き手に発症する場合が多く、糖尿病も危険因子のひとつです。

■腱板断裂とは?

「腱板」とは4つの筋肉の腱からなっています。これらは肩を覆い支え、肩が様々な方向に運動する支点を作る役割を果たしています。しかし私たちは日常生活の無理な動きによって、知らず知らずのうちに腱板を傷つけています。挙句の果てには、腱板が切れしまうこともあるのです。腱板が上手に働かなくなると肩関節が不安定になり、肩を動かすたびに骨が周辺の組織にぶつかり、炎症を起こしてしまうのです。気づかないうちに「腱板が切れている」ことも多くあり、その数は60代で20%、70代で31%、80代で51%にも上ります。

症状の特徴 ~夜うずくような痛み~

運動制限

最初は何となく肩が引っかかる感じがする程度の僅かな肩の異変です。
「ただの肩こりかな?」と放っておくと殆んどの場合、だんだん痛みが強くなり、肩関節が固く動きが悪くなり、洋服が着づらくなったりしてきます。
腱板断裂は、動かした時には痛みはありますが、多くの患者さんは初期には肩の動きが固くなることは少なく、腕を上に上げたりすることは可能です。腱板が切れ、肩がうまく動かせなくなっているので、腕に力が入らなくなるような脱力感を感じる場合もあります。

夜間痛

五十肩、腱板断裂 両方に共通する症状として、夜間、寝ている時に歯が痛いようなズキズキした腕の痛みが出現することが多くあり、眠れないほどになることもあります。この夜間痛が最も苦しい症状です。ここで初めて病気を実感し病院を受診するケースが多いようです。

肩のこり、痛みを治すには・・・

肩の仕組みと痛みの起こるメカニズムを理解することが何より大事です。

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