この記事は2011年9月時点の医療情報に基づいて書かれています。

名医による 症状別解消法 うつ

うつ病患者さんとの接し方 うつびょうかんじゃさんとのせっしかた 監修:様々な病やストレスから

身近な人がうつ病の可能性がある場合

本人でなくてもまずは医療機関などに相談できる

うつ病が疑われる場合、本人でなくても、病院などの医療機関や相談機関で、診療を受けるべきか相談することが出来ます。

【専門医のいる医療機関】

≪保健所・精神保健福祉センター≫
各都道府県にあり、医師や精神保健福祉相談員、保健師が相談を受けてくれたり、医療機関の紹介、福祉制度の説明をしてくれる
≪各地の医師会≫
各都道府県にあり、自宅近くの病院を紹介してもらえる。
精神科の専門医が電話で無料相談をしている医師会もある

本人が病院に行きたがらない場合

うつ病が疑われる場合でも、本人はうつ病であると認めたくない事が多く、受診を嫌がることが多いものです。
そうした場合、本人が辛いと感じている不眠や食欲不振などの症状を本人に具体的に自覚してもらい、あくまでその症状を解消するために受診を提案すると良いでしょう。

【図1. 症状を自覚してもらう】
【図1. 症状を自覚してもらう】

【図2. 症状改善のために受診を勧める】
【図2. 症状改善のために受診を勧める】

受診時、付き添うべきか

初診のときは患者さんも緊張したり不安になっているものです。
このとき付き添いの方がいれば気分も和らぎますし、診療の時に今後の生活をどのようにしていけば良いか分るため、ご家族や近しい人が付き添われることはお勧めです。
とはいえ、本人が嫌がる場合は無理に付き添う必要はありません。

付き添い時に気をつけること

うつ病の患者さんは、自分の状況を悲観的にとらえている傾向が高く、話す内容が必ずしも客観的に正しくない情報であることがあります。
しかし、患者さんが自分の状況を医師に話しているとき「そうじゃないでしょ」「そうじゃなくて○○です」など話に割り込んできたり、否定しないよう注意してください。
患者さんが話しづらくなり、診察がうまくいかなくなってしまうため、患者さんの話が事実と食い違っていても、最後まで聞くようにしてください。
そして医師から尋ねられたときに、「私は○○と思います」といったように、自分の「意見」として医師に情報を伝えてください。