この記事は2011年9月時点の医療情報に基づいて書かれています。

名医による 症状別解消法 うつ

うつ病患者さんとの接し方 うつびょうかんじゃさんとのせっしかた 監修:様々な病やストレスから

対処法

【うつ病の患者さんとの接し方 対応ポイント】
うつ病の患者さんの回復には、近しい人の対応も大きく影響します。
しかし、どのように接すれば良いかは意外と知られていません。
対応のポイントを状況別にまとめましたので参考にしてみてください。
  • シーン1
  • シーン2
  • シーン3
  • シーン4

■ シーン1:弱音をいったり、悲観的なことばかり言っている

もうダメだ…自分なんて

うつ病患者さんは「もうだめだ」「自分なんていなくなればいい」など、弱音や悲観的なことばかり口にする時期があります。
この時、あなたならどんな対応をしますか?

望ましくない対応

×「がんばって!」「もっと○○すればいい」という言葉や態度で本人を励ます。

患者さんの心はうつ病という病を患っている時点で、ストレスや嫌な出来事と向き合い、疲れ切った心の状態だと思ってください。心のエネルギーが枯渇している時には、「がんばれ」と励まされれば、一時はがんばろうとするのですが、結局、期待に添うことができないことを知り、ますます落ち込んでしまうのです。

また、たとえ気晴らしであっても本人がその気でない事を強要されるのも、疲れが増してしまう要素です。

望ましい対応

○『1人で抱え込まないで』など、1人で頑張ろうとしないでもよい事を伝える
○ゆっくり座って話を聞く、「わかるよ」など、「話を聞いて共感している」スタンスを伝える

いつもそばにいるよ!1人で抱えこまないで

大事なのは励ますことよりも「いつもそばにいる」というスタンスを伝え、安心してもらうことです。
しかし、悲観的な事ばかり言われると、時にはいらだってしまうかもしれませんし、患者さんの言葉はあくまで病気の一部と捕らえ、時には聞き流しながらでも、着かず離れずの、見守るスタンスが大切です。

その他の心がけたいポイント

調子に波があることを知る
調子が良くなってくると、積極的に家事を手伝ったり行動したりします。
しかし、調子が悪いとまったく出来なくなってしまうこともあります。
実はうつ病はよくなったり悪くなったりを繰り返しながら、次第に回復する病。
こうした現象はしかたが無いのです。
そのため、出来ないからといって、本人が苦しんだりしないよう、患者さんも周りの方も「うつ病は波がありながら少しずつよくなるもの」という認識を持っておくことが大切です。

!注意:薬の飲み方

しばらく調子が良いと、患者さん自身、またはご家族の方が自己判断で薬の服用をやめてしまうことがあります。
しかし、症状がこじれたり、悪化させてしまう危険が高い行為なので必ず薬の飲み方は医師の指示を守るよう、心がけてください。